法の水茎
紅葉の見頃も終盤を迎えています。イチョウの落葉とともに目を落とせば、地表にも可愛らしい花が咲いていました。 間もなく落ち葉のじゅうたんに、隠れんぼしてしまうかもしれませんね。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。自然の営…
今日あたりから気温が下がってくるようです。来週月曜日は十三夜。澄んだ空気の中で、どのようなお姿を見せてくれるでしょうか。庭先で少し色づいた紅葉を見つけました。 今は緑とのコントラストが楽しめる時期でもありますね。これから来月にかけて、一日一…
今日一番、庭で目立っていたお花です。 夕方にはしぼんでしまう一日花。素敵な姿を見せてくれてありがとうございました。 今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。月の運行する道(白道)や、心の中に現れる月を静かに観じる月輪観(がちりん…
お墓に百日紅(サルスベリ)が咲いています。 樹齢はどれくらいでしょう。成長は遅いようなので100年は超えているかもしれません。お墓参りの際にでもご覧いただければと思います。今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。星の運行する道(星…
梅雨明けとともに猛暑がやって来ました。 八重桔梗も夏の日差しを浴びています。 今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。お盆に向けての道を整える「盆路」や、無常の教えの先(あるいは中)にある「中道」について書いてみました。お読みい…
百合の花をおあげいただきました。 十一面観音菩薩様もお花に囲まれて、静かに微笑まれています。今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。とこしえの教えを求めて、居心地の良い宮殿をから外に出た、お釈迦様のいとこの出家話について書いてみ…
花々も雨に濡れています。 もう梅雨に入ったかのようですね。辺り一面、雨に煙っています。『法の水茎』の紹介が、『月刊住職』(興山舎)5月号に掲載されました。ありがとうございます! 『月刊住職』は、1974年創刊の住職・寺族のための実用実務月刊報道誌…
近畿東海地方が一足お先に梅雨入りしました。関東も間もなくですね。例年よりも季節が早く進んでいるようです。 牡丹の季節も終わりを迎えようとしています。これからは雨の似合う植物がいっせいに咲き出してくるでしょう。さて、今月の『高尾山報』「法の水…
次々とかわいらしい花が咲き出しています。 毎日の変化が楽しみです。お寺の境内には、晩春から初夏の花々が咲き乱れています。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。仏さまに花をお供えする功徳や、花のような表情について書いてみま…
軒下にスノーフレークが咲いています。 ヒガンバナ科に属するとは知りませんでした。白い花の先端に、緑の斑点がかわいらしいですね。ベルのような花の形です。このたび出版させていただいた『法の水茎―和歌とおはなしでひもとく仏教―』(武蔵野書院、2021年…
雨風の強い一日でした。皆さん昨日のお彼岸中日の日に、お墓参りを済まされたようですね。今日はお寺もひっそりとしています。池の汀には、水芭蕉が咲き出しました。 こちらも、ひっそりと咲いています。お参りの方がお見えになる度に場所をお伝えしています…
雨上がりの今朝の庭。 花びらに雨露が光っていました。今日は宇都宮市のお檀家さんのお宅で一周忌の法要から、お墓の開眼供養、御納骨、御斎(会食)へと続きました。風の強い一日でしたが、昨日の大雨よりは良いですね。ご家族様にとっても、大きな区切りの…
梅の花に春雨が降り注いでいます。 2月15日(今年の旧暦では3月27日)は、お釈迦様が入滅なされた日です。 【入滅】にゅうめつ[名](スル)滅度すなわち涅槃にはいること。釈迦(しゃか)の死、高僧などの死にいう。『デジタル大辞泉』「入滅」の項 お寺にも…
勉強部屋の近くに咲いている一輪のパンジー。目立たないところに咲いているので、私しか気づいていないかもしれません。 昨年からずっと咲いていています。息が長いですね。ここ最近の冷え込みにも霜にも負けず、力強いです。亡き母が冬の花といって、寄せ植…
玄関先の万両が色鮮やかです。 葉っぱのお屋根が、冷たい霜から守ってくれるのでしょうか。今さらながら、葉っぱの下に実があるのが万両、上にあるのが千両なのですね。昨日、『髙尾山報』12月号が届きました。中には、「髙尾山薬王院 御守・縁起物一覧表」…
霜が降りた日の午前中。色づいた葉っぱをお屋根にして、猫が丸まっていました。 いつも見かける猫ですね。風よけになるのでしょうか。風邪を引きませんように……今月の私の文章は「道」がテーマです。来る日も来る日も両親に尽くした、お釈迦様の前世の姿につ…
彼岸花の季節は過ぎ去りましたが、山門前のシュウメイギクはまだまだ元気に咲き誇っています。 これから訪れる赤や黄色の紅葉時期を前にして、しっかりと白の花弁を目に焼きつけておきたいと思います。さて、私の文章も区切りの100号となりました。今月は引…
お彼岸が近づいてきて、少しずつ過ごしやすくなってきました。 秋の草花も咲き始めています。相変わらず雑草の生長は早いですね。仏様のお顔が見えるよう草むしりをしなければ。。。 さて、今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、永久の彼方まで続…
お墓には盆花が飾られています。 今日は送り日。お盆はご先祖様とゆっくりと語らうことができましたでしょうか。私の方はお盆期間の棚経を終えました。暑い3日間でした(廻れなかったお宅は、秋のお彼岸に参ります)。 今日からは寺参りのお檀家様をお待ち…
山寺に蝉の声が響いています。あと1週間ほどで梅雨明けとなりますでしょうか。 今日、7月15日は東京ではお盆ですね。ご先祖様がお帰りになっていることでしょう。 今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、宿世(すくせ)、前世からの因縁について書…
梅雨らしい一日です。お参りの方はいらっしゃいませんでしたが…… 大きな純白の傘が、寄り添って花開いていました。 今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、過去・現在・未来の三世について書いてみたものです。よろしければ、お読みいただけますと…
冷たい雨が降り続いています。 池の周りにはカキツバタ(杜若)が咲き始めました。花言葉は「幸せは必ずくる」。平穏な日常を、じっと待ちわびているかのようです。 今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、時が限りなく遠い「久遠」(くおん)につ…
やわらかな春風が吹き抜けるたびに、はげしい花吹雪が舞っています。 「春を惜しむ」(惜春)という言葉が似合う折節です。 今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、四季折々に含まれる「走り・旬・名残」や、自然の命の輝きに目を向けることの大切…
風の強い一日でした。人けの途絶えた本堂から鳥の声が聞こえるので、近づいてみると… つがいの2羽が遊んでいました。お参りの方を見習って、やってきてくれたのでしょうか。 今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、「自然な時の流れ」や、人間の「…
日だまりで福寿草が顔を出しています。 福寿草(フクジュソウ) 花言葉は「永久の幸福」。春と幸せを告げる黄色い花です。今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、「心の鬼」の追い払い方や、今この一瞬に目を向けることの大切さについて書いたもの…
今日も風のない穏やかな1日でした。 夕日が裏山の杉木立に差し込んでいます。午後4時過ぎの数分だけの夕景です。 さて、今回の『高尾山報』の文章は、引き続き「時間」をテーマに、「電光石火」という「極めて短い時間」から、「速やかな人間の生死」につい…
万両のとなりには千両です。 千両 色の変化が楽しめますね。万両はサクラソウ科(またはヤブコウジ科)ヤブコウジ属、千両はセンリョウ科の常緑小低木です。 さて、今回の『高尾山報』の文章は、引き続き「時間」をテーマに、「劫」(ごう)という、人間には…
お寺の紅葉がだいぶ色づいてきました。 紅葉越しのイチョウです。負けじと色を変えているようです。 秋本番にお墓参りはいかがでしょうか。陽が当たるお昼前から午後にかけての時間帯がオススメです。皆さまのお参りをお待ちいたしております。 さて、今回の…
台風が過ぎ去って、強風が残っています。 コスモス コスモス(秋桜)も大きく風に揺れています。短日植物の代表の一つとされるコスモス。少しずつ日が短くなっていることを教えてくれます。 【短日植物】 日照時間が短くなると花をつける植物。キク・コスモ…
遠くから稲刈りのコンバインの音が響いています。虫の声とともに、涼しい秋風も感じるようになってきました。 春先には黄色い草花が目立っていた境内の庭。今は白い花が多く咲いています。まさに秋の色といった風情です。毎月書かせていただいている『高尾山…