坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

法の水茎

弘法大師空海のお話② ~ 真っ直ぐな求道心、真言密教の道へ ~ 「法の水茎」123

お彼岸の一週間を迎えています。明日はお彼岸の中日。私もお墓参りをして、ご先祖様に思いを馳せたいと思います。石段沿いの彼岸花。 どんなに異常気象が続いても、草花は季節を違えることがありませんね。まるで、お参りの方をお迎えしているかのようです。…

弘法大師空海のお話① ~ 神童と呼ばれた幼少期 ~ 「法の水茎」122

お盆入りの日。台風近づく空模様のもと、ナツズイセンが咲いています。 夕方には、ご先祖様をお迎えしました。炎が揺らめいています。 穏やかでお静かなお盆をお過ごしいただければと思います。さて「法の水茎」のほうは、今月から「弘法大師空海のお話」と…

「無財の七施」のお話⑦ ~ 房舍施、温かくもてなす場所を用意する ~ 「法の水茎」121

夏の太陽が戻ってきたようです。 石仏さまの横顔。 お花も明るく輝いています。 先日の両親の法事で供えた花を、永代供養塔にも飾らせていただきました。 8月のお盆も近づいてきました。ご先祖様のお帰りを待ち望みます。 さて、今月の「法の水茎」は「日常…

「無財の七施」のお話⑥ ~ 床座施、雨薫る六月、譲る心の美しさ ~ 「法の水茎」120

紫陽花が見頃を迎えてきました。 色とりどりの花の色が、まるで花火のようです。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」は120回目となりました。書き始めてから、丸10年の月日が流れました。これまで何度か穴を開けそうになりました(父母が亡くなったときや…

『法の水茎』が掲載されました ~ 武蔵野書院「Book Guide」(2022(令和4年)early summer) ~

雷雨の一日。池の睡蓮がキレイに咲いています。 雨を受けて艶やかです。これからますます咲いてきますね。先日、武蔵野書院「Book Guide」(2022(令和4年)early summer)が届きました。こちらが表紙です。 私の先輩の書籍が表紙を飾っています。中程には…

「無財の七施」のお話⑤ ~ 心施、心からの慈しみを抱いて ~ 「法の水茎」119

雨の似合う花が咲いています。 苔の絨毯に佇む仏さまも、優しいお顔をなされています。 今月の『高尾山報』は「創刊700号」「佐藤秀仁貫首晋山記念特集」となっています。こちらが表紙です。 穏やかな春の日の厳かな記念のお写真です。ますますのご加護とご…

「無財の七施」のお話④ ~ 身施、この身を捨てて他に尽くす ~ 「法の水茎」118

雨上がり。心地よい朝を迎えました。 八重のサトザクラも、青空に雨の雫を乾かしているかのようです。 今月の『高尾山報』「法の水茎」は「奉仕」がテーマです。「無財の七施」の四つ目は「身施」。自分の身を捨ててでも他人のために尽くす「利他行(りたぎょ…

「無財の七施」のお話③ ~ 言辞施、心からの優しい言葉を ~ 「法の水茎」117

お彼岸初日は冷たい雨の一日となりました。本来なら今日は満月の日ですが、どうやら厚い雲の彼方に隠れてしまっているようです。先日の地震で倒れてしまった永代供養塔近くの力石。 大きな揺れでしたね。今日は雨の中を、とある方が、さっそく直してください…

「無財の七施」のお話② ~ 和顔施、辛い世の中でも微笑みを絶やさずに ~ 「法の水茎」116

庭を眺めていたら猫がのぞいてきました。 いつもの野良猫。のんびりとお散歩でしょうか。今日、2月15日はお釈迦様が亡くなられた日(涅槃会)です。普濟寺にも大きな涅槃図があります。 ありとあらゆる生きものが、お釈迦様の死を嘆き悲しんでいる様子が描か…

「無財の七施」のお話① ~ 眼施、相手を分け隔てなく思いやりの心で見つめる眼差し ~ 「法の水茎」115

新年の年始回りも一段落しました。 お檀家の皆さま、ありがとうございました。本年のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。『高尾山報』「法の水茎」は、今回から「無財の七施」をテーマとして書いてみようと思います。最初は「眼施」。慈しみの眼や、胸…

「道」のお話⑭~ 正直の道、誰にでも誇れる財産 ~ 「法の水茎」114

冷え込みの厳しい朝。気温も氷点下まで下がりました。 庫裏の前にはバラが一輪咲いていました。まるで霜柱に負けまいと、白色を競っているかのようです。今年最後の『高尾山報』「法の水茎」です。これまで書き進めてきた「道」をテーマとする文章も、今月号…

「道」のお話⑬~ まことの道、 自然の中に「真の友」を見出す~ 「法の水茎」113

紅葉の見頃も終盤を迎えています。イチョウの落葉とともに目を落とせば、地表にも可愛らしい花が咲いていました。 間もなく落ち葉のじゅうたんに、隠れんぼしてしまうかもしれませんね。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。自然の営…

「道」のお話⑫~ 雲の道、心の雲を消し去り「光の雲」に包まれる ~ 「法の水茎」112

今日あたりから気温が下がってくるようです。来週月曜日は十三夜。澄んだ空気の中で、どのようなお姿を見せてくれるでしょうか。庭先で少し色づいた紅葉を見つけました。 今は緑とのコントラストが楽しめる時期でもありますね。これから来月にかけて、一日一…

「道」のお話⑪~ 月の道、心の月を清らかに ~ 「法の水茎」111

今日一番、庭で目立っていたお花です。 夕方にはしぼんでしまう一日花。素敵な姿を見せてくれてありがとうございました。 今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。月の運行する道(白道)や、心の中に現れる月を静かに観じる月輪観(がちりん…

「道」のお話⑩~ 星の道、夜空の星々に仏さまのお姿を ~ 「法の水茎」110

お墓に百日紅(サルスベリ)が咲いています。 樹齢はどれくらいでしょう。成長は遅いようなので100年は超えているかもしれません。お墓参りの際にでもご覧いただければと思います。今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。星の運行する道(星…

「道」のお話⑨~ 「盆道」の花に「中道」を観る、対立を離れ、極端な見方に偏らない教え ~ 「法の水茎」109

梅雨明けとともに猛暑がやって来ました。 八重桔梗も夏の日差しを浴びています。 今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。お盆に向けての道を整える「盆路」や、無常の教えの先(あるいは中)にある「中道」について書いてみました。お読みい…

「道」のお話⑧~ 出家の道、本当の居場所を求めて ~ 「法の水茎」108

百合の花をおあげいただきました。 十一面観音菩薩様もお花に囲まれて、静かに微笑まれています。今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。とこしえの教えを求めて、居心地の良い宮殿をから外に出た、お釈迦様のいとこの出家話について書いてみ…

『月刊住職』(興山舎)5月号に掲載されました!

花々も雨に濡れています。 もう梅雨に入ったかのようですね。辺り一面、雨に煙っています。『法の水茎』の紹介が、『月刊住職』(興山舎)5月号に掲載されました。ありがとうございます! 『月刊住職』は、1974年創刊の住職・寺族のための実用実務月刊報道誌…

「道」のお話⑦~ 夏山の参詣路、和歌によって結ばれた心の道のり ~ 「法の水茎」107

近畿東海地方が一足お先に梅雨入りしました。関東も間もなくですね。例年よりも季節が早く進んでいるようです。 牡丹の季節も終わりを迎えようとしています。これからは雨の似合う植物がいっせいに咲き出してくるでしょう。さて、今月の『高尾山報』「法の水…

「道」のお話⑥~ 覚道の花、一花に無数の仏さまを感じて ~ 「法の水茎」106

次々とかわいらしい花が咲き出しています。 毎日の変化が楽しみです。お寺の境内には、晩春から初夏の花々が咲き乱れています。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」も「道」がテーマです。仏さまに花をお供えする功徳や、花のような表情について書いてみま…

書籍のリーフレットができあがりました!

軒下にスノーフレークが咲いています。 ヒガンバナ科に属するとは知りませんでした。白い花の先端に、緑の斑点がかわいらしいですね。ベルのような花の形です。このたび出版させていただいた『法の水茎―和歌とおはなしでひもとく仏教―』(武蔵野書院、2021年…

書籍を出版しました! ~ 髙橋秀城『法の水茎―和歌とおはなしでひもとく仏教―』(武蔵野書院、2021年3月11日) ~

雨風の強い一日でした。皆さん昨日のお彼岸中日の日に、お墓参りを済まされたようですね。今日はお寺もひっそりとしています。池の汀には、水芭蕉が咲き出しました。 こちらも、ひっそりと咲いています。お参りの方がお見えになる度に場所をお伝えしています…

「道」のお話⑤~ 心の垢を洗い清めて、清らかな閼伽水(香水) ~ 「法の水茎」105

雨上がりの今朝の庭。 花びらに雨露が光っていました。今日は宇都宮市のお檀家さんのお宅で一周忌の法要から、お墓の開眼供養、御納骨、御斎(会食)へと続きました。風の強い一日でしたが、昨日の大雨よりは良いですね。ご家族様にとっても、大きな区切りの…

「道」のお話④~ 「薪の道」は「清貧の道」、清らかで心豊かな生活 ~ 「法の水茎」104

梅の花に春雨が降り注いでいます。 2月15日(今年の旧暦では3月27日)は、お釈迦様が入滅なされた日です。 【入滅】にゅうめつ[名](スル)滅度すなわち涅槃にはいること。釈迦(しゃか)の死、高僧などの死にいう。『デジタル大辞泉』「入滅」の項 お寺にも…

「道」のお話③~ お寺の道場、「仏と成るための道」(仏道) ~ 「法の水茎」103

勉強部屋の近くに咲いている一輪のパンジー。目立たないところに咲いているので、私しか気づいていないかもしれません。 昨年からずっと咲いていています。息が長いですね。ここ最近の冷え込みにも霜にも負けず、力強いです。亡き母が冬の花といって、寄せ植…

「道」のお話②~ 成道会、お釈迦様の「恩徳の名残」を探し求めて ~ 「法の水茎」102

玄関先の万両が色鮮やかです。 葉っぱのお屋根が、冷たい霜から守ってくれるのでしょうか。今さらながら、葉っぱの下に実があるのが万両、上にあるのが千両なのですね。昨日、『髙尾山報』12月号が届きました。中には、「髙尾山薬王院 御守・縁起物一覧表」…

「道」のお話①~ 安心の道へ、見返りを求めない慈しみの心 ~ 「法の水茎」101

霜が降りた日の午前中。色づいた葉っぱをお屋根にして、猫が丸まっていました。 いつも見かける猫ですね。風よけになるのでしょうか。風邪を引きませんように……今月の私の文章は「道」がテーマです。来る日も来る日も両親に尽くした、お釈迦様の前世の姿につ…

「時間」のお話⑯~ 三世の仏の心、現世の庭に「善根の種」を ~ 「法の水茎」100

彼岸花の季節は過ぎ去りましたが、山門前のシュウメイギクはまだまだ元気に咲き誇っています。 これから訪れる赤や黄色の紅葉時期を前にして、しっかりと白の花弁を目に焼きつけておきたいと思います。さて、私の文章も区切りの100号となりました。今月は引…

「時間」のお話⑮~ 人生の秋、この世からあの世の未来へ ~ 「法の水茎」99

お彼岸が近づいてきて、少しずつ過ごしやすくなってきました。 秋の草花も咲き始めています。相変わらず雑草の生長は早いですね。仏様のお顔が見えるよう草むしりをしなければ。。。 さて、今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、永久の彼方まで続…

「時間」のお話⑭ ~ 馬鹿正直とは、精進の前には賢愚なし ~ 「法の水茎」98

お墓には盆花が飾られています。 今日は送り日。お盆はご先祖様とゆっくりと語らうことができましたでしょうか。私の方はお盆期間の棚経を終えました。暑い3日間でした(廻れなかったお宅は、秋のお彼岸に参ります)。 今日からは寺参りのお檀家様をお待ち…