坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

母の旅立ち

早朝のお寺。 お花は朝から元気です。昨日、母が亡くなりました。あっという間の旅立ちでした。 www.shimotsuke.co.jp 草花が大好きな母でした。父が亡くなってから4年。また寂しくなりました。これまでお世話になりました多くの方に心より感謝申し上げます…

「時間」のお話⑬ ~袖振り合うも多生の縁、この世に「無縁」なものは存在しない ~ 「法の水茎」97

山寺に蝉の声が響いています。あと1週間ほどで梅雨明けとなりますでしょうか。 今日、7月15日は東京ではお盆ですね。ご先祖様がお帰りになっていることでしょう。 今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、宿世(すくせ)、前世からの因縁について書…

お位牌の開眼

久しぶりに青空が顔をのぞかせました。お庭の草花も全身で日の光を浴びています。 蝶々も楽しそうに飛び回っていますね。本堂の中に目を移せば、キレイな生花(アレンジメント)が飾られています。 一周忌のご法要の際にお上げくださったものです。華やかで…

普濟寺の大施餓鬼会は縮小して行います。

昨日からヒグラシが鳴き出しました。道端にはナデシコも咲いています。 耳を澄ませば、カエルの声や、まだホトトギスも鳴いています。梅雨時に、初夏や晩夏も感じています。間もなく、普濟寺恒例の大施餓鬼会が近づいてきました。今年は、8月1日(土)10:00…

大切な俳句の短冊

今日も朝から蒸し暑いですね。 3日前には蕾だったキキョウも、一気に花開きました。花びらは空に向かって、全身で光をつかもうとしているかのようです。梅雨も後半を迎えると思い出す俳句があります。 暈(かさ)もなく 梅雨明けのこの 大月夜 (星野立子)…