坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

研究・教化活動

著書をご紹介くださいました📖

池のほとりの枝垂れ梅がずいぶんと咲いてきました。 例年は3月中旬のお寺の行事の頃に見頃を迎えるのですが、今年は今月中には満開を迎えそうな気がします。いつもよりも半月は早いですね。やはり暖冬なのかもしれません。もう一昨年の年末のことになります…

妻(田中幸江)が関わった注釈書が発行されました。

青空に鳥が羽ばたいていました。 トンビでしょうか。春野の山を見下ろして気持ちよさそうです。さて、妻(田中幸江)が関わった注釈書が発行されました。 高橋貢 責任編集、「並木の里」の会 編『一巻本『宝物集』精講(上巻)』(啅雀本工房、2023/11/17、3…

『宗報』(令和5年11月号)に『鎌倉仏教―密教の視点から』の紹介が掲載されました!

山茶花(サザンカ)の季節になりました。 遠くからでも白い花びらが目立ちます。次々に咲き出しています。先日、真言宗智山派の機関誌『宗報』(令和5年11月号 No.88)が届きました。40ページの「図書紹介」のコーナーでは『鎌倉仏教―密教の視点から』が掲載…

(参加費無料)弘法大師・空海 ~ 慶讃法要、バイマー・ヤンジン トーク&ライブ ~

庭の半夏生が目を引きます。 名前の由来は、葉っぱが半分白くなるから「半化粧」とも、雑節の「半夏生」の頃に花を咲かせるからとも言われます。花言葉は「内気」「内に秘めた情熱」だそうです。雑節の半夏生は、夏至から数えて11日目。農家ではタコを食べる…

執筆させていただきました💡 智山勧学会編『鎌倉仏教 - 密教の視点から』(大蔵出版、2023/04/10)

八重桜が咲き出しました。 フワフワして可愛らしいですね。もう少しだけ、春を感じていられそうです。この度、論集に執筆させていただきました。 智山勧学会編『鎌倉仏教 - 密教の視点から』(大蔵出版、2023/04/10、税込 ¥4,950) 表紙です。 大蔵出版HP www…

『中外日報』(2022/12/2)11面 ~ 『方丈記絵巻』 ~

先週末に雪が降りました。 咲きかけの紅梅にも降りかかりました。 お地蔵様も雪をかぶっています。 白い帽子に手袋、雪の花束をお持ちのようでもありますね。『笠地蔵』のお話が思い起こされます。さて、『中外日報』(2022/12/2)11面に、三康図書館での『…

水月会「会報」162号(令和5年1月1日)に掲載されました!

日だまりに福寿草が咲いていました。 春を告げる黄色い花ですね。日光を求めて咲く可愛らしい姿に、つい足が止まります。その名の通り幸せな気持ちになります。 一般社団法人水月会さまより「会報」162号(令和5年1月1日)が届きました。 表紙です。 水月会は…

『宗報』(令和4年3月号)に『法の水茎』の紹介が掲載されました!

日に日に春めいてきました。手水舎近くに咲くスイセンです。 陽射しを浴びて気持ちよさそうですね。 昨日、真言宗智山派の機関誌『宗報』(令和4年3月号 No.858)が届きました。表紙です。 31ページの「図書紹介」のコーナーで『法の水茎』が掲載されました!…

水月会「会報」160号(令和4年1月1日)に掲載されました!

玄関先の地面すれすれの所に小さな花が咲いていました。 黄色い花……クロッカスでしょうか。明日の雪を耐えてほしいですね。ちなにみ、黄色いクロッカスの花言葉は「私を信じて」だそうです。先日、水月会から会報が届きました。こちらが表紙です。 水月会は…

『和歌文学研究』第123号(2021/12/10)の「会員新著紹介」に『法の水茎』が掲載されました!

小寒を過ぎて、少しずつ日が長くなってきたようです。今日は夕焼けがキレイでした。 先日、『和歌文学研究』第123号(2021/12/10)が届きました。 その「会員新著紹介」に『法の水茎』(武蔵野書院、2021/03/11)が掲載されました。研究書ではありませんが取…

『武蔵野文学』第69集(武蔵野書院、2021/11/30)に『法の水茎』の紹介が掲載されました!

雨上がりの一日。参道に季節外れの花が咲いていました。 初夏の花。ホタルブクロがうつむいていました。『武蔵野文学』第69集(武蔵野書院、2021/11/30)が届きました。 (武蔵野書院ブログより) fd10.blog.fc2.com 『法の水茎』(武蔵野書院、2021/03/11)…

学会で発表しました ~ 日本密教学会(於・真言宗豊山派宗務所) ~

気持ちの良い秋晴れが広がっています。お寺の紅葉も進んできました。 モミジ越しのイチョウです。キラキラ輝いていますね。こちらはお墓に向かう道。 キレイですね。お地蔵様も眺めていらっしゃるでしょうか。 永代供養塔への小道も艶やかなトンネルです。 …

大学での授業 ~ 対面・オンライン・ハイブリッド ~

参道に野菊が咲いています。 可憐な花ですね。朝は白露のように、花がキラキラ輝いています。先日、大東文化大学でのオープンカレッジが一区切りとなりました。こちらが2021秋のパンフレットです。 私は『徒然草』を最初から読み進めています。もう何年にな…

水月会「会報」159号(令和3年8月1日)に掲載されました!

今日は久しぶりに暑さが戻ってきました。稲刈りのコンバインの音も聞こえてきます。親戚の方が、植物を持ってきてくれました。 庭のグランウドカバーになるそうです。 グラウンド‐カバー【ground cover】地面を覆うように生える匍匐(ほふく)性の植物。シバ…

文学に幸せの道筋発見 ~ 『中外日報』(2021/07/02)8面「中外図書室 著者登場」に掲載されました! ~

紫陽花はまだまだ元気です。 雨が上がっても、裏山からはザーザー雨音が聞こえてきます。木々の枝先にたまった雫が地面に降り注いで、しばらくは雨が降っているかのような感覚です。先日、中外日報社様から取材を受けました。その時の様子です。 私も緊張し…

「鎌倉期の密教文学」(智山勧学会『会報』57、2021/03/31)に掲載されました。

桔梗が雨に濡れています。 つぼみも多いので、これからますます咲いてきますね。 さて、昨年秋に「鎌倉期の密教文学」と題する講演会をしました(令和2年度 第43回 智山談話会)。こちらは過去の関連記事です。 www.mizu-kuki.work 当日の様子です。会場は別…

武蔵野書院『Book Guide』が届きました!

雨の一日。もう梅雨入りしたかのようです。 睡蓮にも降り注いでいます。日に日に葉っぱの緑が濃くなっているます。武蔵野書院『Book Guide』が届きました(2021(令和3年)early summer)。 『法の水茎』も紹介してくださいました。ありがとうございます✨ あ…

対面授業が始まりました。

ハナミズキが咲いています。 と言っても、栃木ではありません。都内です。やっぱり暖かいのですね。何年ぶりになるでしょうか...今年度から大東文化大学の非常勤講師に復帰しました。これまでは埼玉県東松山市にある校舎の授業を担当していましたが、久々の…

対策を講じての講演会 ~ 鎌倉期の密教文学 ~

師走を迎えて、すっかり冬の空気に包まれています。 散り時を忘れたかのような紅葉に、つい目がとまります。先日お伝えした月曜日の講演会もなんとか終えることができました。当日のポスターなどはこちらです。 www.mizu-kuki.work その日の朝、栃木は霜が降…

講演会で話しをしてきます。

一週間前のお地蔵様です。 イチョウと紅葉の葉に埋もれています。ふかふかの絨毯ですね。この度、講演会で話をすることになりました。タイトルは「鎌倉期の密教文学」。こちらがポスターです。 顔写真入りなんですね。[要旨] 日本文学における仏教の影響は…

いくつかの刊行物が届きました ~ 智山勧学会「会報」、学会誌「仏教文学」 ~

今年はお彼岸を過ぎてから、本格的な彼岸花の季節となりました。 毎日、次々と咲いてきます。毎年この時期を忘れないのは、不思議なことですね。さて、いくつかの刊行物が届きました。まずは、真言宗智山派の学会で発行している智山勧学会の「会報」です。 …

オンライン授業に向けて~ 部屋のお掃除から ~

玄関先のバラが咲き始めました。 まだまだ蕾もあるので、いっせいに咲いたら綺麗でしょうね。連休も明けて、大学のほうでは本格的にオンライン授業が始まりました。私が関わっているところでは、大東文化大学地域連携センターでの『徒然草』講座は、残念なが…

立原道造の詩 ~ 大正大学での授業 ~

一面のスイセン。亡き父がお墓に植えたものです。 今年も見事に咲いてくれました。お彼岸も過ぎ、いよいよ新たな年度が始まります。ただ、学校なども入学式を遅らせるところが多いようですね。 私が非常勤をしている大正大学も、開始を半月ほど遅らせるそう…

『徒然草』を読みませんか ~ 大東文化大学地域連携センターのオープンカレッジ ~

石段の、しだれ梅。 蕾もふくらんできました。遠くを見渡せば、小さな鯉のぼり。左のハウスに沿って、一列に並んでいるのが見えるでしょうか。何かと慌ただしいこの頃、ほっと温かな気持ちになります。大東文化大学から、来年度のオープンカレッジの案内が届…

学位取得のお祝いを頂きました。

今日、12月13日は「正月事始め」の日です。 万両 千両・万両は、正月の縁起物ですね。 正月事始め旧暦12月13日に行われていた、正月を迎えるための準備をする行事。現在の暦では12月8日、あるいは13日に行われることが多い。かつてはこの日に正月の松飾りに…

お寺の掛け軸を紹介させていただきました。『唱導文学研究』第12集(三弥井書店、2019/11/25発行)

今日の冷え込みで、イチョウも紅葉もすっかり葉を落としました。 日当たりにもよるのでしょうか、弁天さまの近くはまだ色づいています。落ち葉を掃き清めながら、秋の名残を楽しみたいと思います。先日、普濟寺に伝わる鴨長明(1155~1216)絵像の掛け軸につ…

『徒然草』を読もう。今年度のオープンカレッジが一区切りとなりました。

池の近くのウメモドキ。 ウメモドキ 花や葉が梅に似ているところから名づけられたそうです。秋の深まりとともにずいぶん葉が散って、赤い実が目立ってきました。今年度の水曜日は、午前中は大正大学での講義、午後は大東文化大学に移動してオープンカレッジ…

昨年の話になりますが……博士の学位を取得しました。

ホトトギスの花が咲いています。 ホトトギスの花 お地蔵様も秋の虫の音を楽しまれているようです。さて私事の事後報告で恐縮ですが、昨年、博士(日本文学)の学位を取得することができました。タイトルは『中世密教文学の研究』というものです。有り難いこ…

萩之坊乗円筆「鴨長明絵像」(石川丈山歌賛)について

お中日を過ぎて、秋のお彼岸も後半に入ってきました。 彼岸花 彼岸花も、キレイに咲いています。お地蔵様も微笑んでいますね。 さて、今回もお寺に伝わる掛け軸を紹介したいと思います。 中世隠者の一人、鴨長明(1155~1216)の絵像です。 鴨長明かもの-ち…

図書紹介、娘を亡くした親の思いに胸を打たれました。

今にも降り出しそうな梅雨空です。 紫陽花の前で まるで雨宿りをしているかのようです。 さて、お寺が所属している真言宗智山派には「智山勧学会」という学術団体があります。設立の趣意は、以下のようなものです。 智山教学大会や弁論大会等を通じ若手研究…