一週間前のお地蔵様です。
イチョウと紅葉の葉に埋もれています。
ふかふかの絨毯ですね。
この度、講演会で話をすることになりました。
タイトルは「鎌倉期の密教文学」。こちらがポスターです。
顔写真入りなんですね。
[要旨]
日本文学における仏教の影響は、極めて広く深いものがあります。とりわけ古典文学においては不可分に結びついており、仏教の教えが豊かな作品世界を生み出す土壌ともなっています。
これまで発表者は、日本文学と仏教思想との影響関係について、とくに、平安時代末期から鎌倉・南北朝・室町・戦国期にかけて成立した、いわゆる中世文学作品と密教思想との交渉に焦点を当てて研究を進めてきました。日本の中世という時代は、まさに文学が密教に影響を与え、密教が文学に織り込まれることによって、新たな展開を見せた時代と言えます。
そこで本談話会では、「密教文学」には欠かすことのできない西行(1118~1190)、頼瑜(1226~1304)、無住(1226~1312)という3人の真言僧の文学活動を取り上げます。合わせて、僧侶が文学作品を書く素養となった基礎教養書なども探りながら、「仏教文学」ひいては「密教文学」の特徴の一端を垣間見ることができればと思っています。
智山勧学会のホームページにも紹介されています。
智山勧学会では、平成28年度より「鎌倉仏教~密教の視点から~」をテーマに講演会を実施しています。
「宗報」という真言宗智山派の機関誌にも掲載されました。
対象は、一般のお坊さんや学生さんとのことです。
コロナの影響からオンラインでの開催や中止も視野に入ったようですが、開催されるようですね。当日は(といっても、今日ですが)、2時間半ほどの時間を頂戴しています。かなり広いテーマなので、これまで取り組んできたことの一端を少しお話しさせていただければと思っています。
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最後までお読みくださりありがとうございました。