坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

執筆させていただきました💡 智山勧学会編『鎌倉仏教 - 密教の視点から』(大蔵出版、2023/04/10)


八重桜が咲き出しました。


フワフワして可愛らしいですね。もう少しだけ、春を感じていられそうです。

この度、論集に執筆させていただきました。

智山勧学会編『鎌倉仏教 - 密教の視点から』(大蔵出版、2023/04/10、税込 ¥4,950)📖


表紙です。


大蔵出版HP

www.daizoshuppan.jp

本の内容(大蔵出版HPより)

本書は、平成二八年より令和三年まで、密教の視点から鎌倉期の仏教を論じてきた学術大会や談話会などでの講演をもとにした成果である。歴史学、仏教教理学、宗教学や文学など、さまざまな角度から総合的に論ずる画期的な論集!!

 

目次(大蔵出版HPより)

はじめに  元山公寿
  
第一部 鎌倉仏教にとっての密教
鎌倉仏教の二つの方向 ─新出栄西撰密教著作から考える─  菊地大樹 
東国鎌倉の密教とその展開  平 雅行 
鎌倉仏教 ─密教「聖教」の視点から─  永村 眞

第二部 密教の思想的展開
日本天台の仏身観に関する若干の問題 ─自受用身を中心に─  大久保良峻 
新義教学 ─頼瑜とその周辺─  小林靖典  

第三部 密教と諸宗

鎌倉南北朝期の僧侶集団と密教  大塚紀弘  
院政・鎌倉期の禅と密教  末木文美士 
中世日本の密教と日蓮  前川健一  
鎌倉・南北朝期における華厳と密教  野呂 靖  

第四部 密教の諸相

いわゆる「立川流」ならびに髑髏本尊儀礼をめぐって・その後  彌永信美  
両部神道の形成 ─鎌倉時代を中心に─  伊藤 聡  
鎌倉期の密教文学  髙橋秀城  


私は「第四部 密教の諸相」の最後となります。

内容は、2年ほど前に行われた、第43回智山談話会「鎌倉期の密教文学」の講演内容を中心にまとめたものとなります。

過去記事です。

www.mizu-kuki.work


豪華な執筆陣の中に加えていただき有り難く思います。ご批正の程、どうぞよろしくお願いいたします。



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最後までお読みくださりありがとうございました。