坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

2021-01-01から1年間の記事一覧

(現在は行っておりません)人形供養を行いました ~ 成長に感謝して ~

穏やかな一日。しだれ桜が風に揺れています。 桜は盛りを過ぎました。風が吹かなくても一枚一枚、花びらが散って、次の季節の花々の上に静かに舞い落ちています。季節柄でしょうか。人形供養の依頼がありました。 民間の例としては,2月と12月の8日に針仕事…

下野新聞(2021/04/01)に掲載されました!

桜が散り始めました。 建設中の永代供養塔にも花びらが舞っています。春が過ぎゆきます。「下野新聞」24面(県央・宇都宮版)に、書籍の紹介が掲載されました! 写真入りです。何人かから「新聞、見たよ」というお電話もいただきました。すごい影響力ですね…

永代供養塔の完成が近づいてきました。

境内のレンギョウが、満開の桜に負けじと咲き誇っています。 黄色が鮮やかですね。そろそろ緑色の葉も芽吹いてくるでしょうか。いよいよ、お寺の永代供養塔の完成が近づいてきました。 過去記事です。計画を立て始めたのは一昨年になるんですね。 www.mizu-k…

書籍のリーフレットができあがりました!

軒下にスノーフレークが咲いています。 ヒガンバナ科に属するとは知りませんでした。白い花の先端に、緑の斑点がかわいらしいですね。ベルのような花の形です。このたび出版させていただいた『法の水茎―和歌とおはなしでひもとく仏教―』(武蔵野書院、2021年…

お彼岸にお米をお供えいただきました。

真っ白なコブシの花が青空に映えます。 さわさわと音を立てて、風になびいています。お彼岸を過ぎて、色とりどりの花が咲き出してきました。毎年、春と秋のお彼岸には、ご近所の数軒の檀家さんが、お米をお供えくださいます。重箱いっぱいにお米(新米)を入…

書籍を出版しました! ~ 髙橋秀城『法の水茎―和歌とおはなしでひもとく仏教―』(武蔵野書院、2021年3月11日) ~

雨風の強い一日でした。皆さん昨日のお彼岸中日の日に、お墓参りを済まされたようですね。今日はお寺もひっそりとしています。池の汀には、水芭蕉が咲き出しました。 こちらも、ひっそりと咲いています。お参りの方がお見えになる度に場所をお伝えしています…

「道」のお話⑤~ 心の垢を洗い清めて、清らかな閼伽水(香水) ~ 「法の水茎」105

雨上がりの今朝の庭。 花びらに雨露が光っていました。今日は宇都宮市のお檀家さんのお宅で一周忌の法要から、お墓の開眼供養、御納骨、御斎(会食)へと続きました。風の強い一日でしたが、昨日の大雨よりは良いですね。ご家族様にとっても、大きな区切りの…

東日本大震災から10年 ~ 風化しない、被害の爪痕を胸に刻んで ~

今年も「力試し石」の隣にスイセンが咲き出しました。 梅から次の季節へと移ってきたようです。 (お寺の力試し石) www.mizu-kuki.work このブログを始めてから、今日で丸2年となりました。3月11日を選んだのは、東日本大震災を忘れないためでもあります。…

春季大護摩祭を執り行いました! ~ 朝靄・光・初音 ~

普濟寺大護摩祭の朝は、靄が立ちこめていました。 遠くも真っ白です。 本堂前の梅の花は満開です。 今年の大護摩祭も、昨年に続いて縮小開催となりました。 www.mizu-kuki.work 総代・世話人さんに集まっていただきました。法要が始まる直前には、空から日が…

(喜連川仏教会)桜まつりに合わせた花祭りは中止となりました。

暖かな朝となりました。湿り気を含んだ風に、しだれ梅が揺れています。 これから久しぶりの雨が降ってくるようです。毎年4月に行われてきた地元の「きつれ川商工桜まつり」は、コロナの影響から昨年に続いて中止と決まったようです。桜まつりに合わせて行っ…

お位牌(白木)の話

今朝は霜が降りました。水道も凍ってしまいました。まだまだ冷え込みが厳しいですね。さて、お位牌の話をしたいと思います。 【位牌】いはい死者の戒名・法名などを記した木の札。禅僧によって中国からもたらされ、江戸時代に一般化した。『デジタル大辞泉』…

山門の石柱

春を通りこして初夏のような一日でした。 昨日までは霜が降りていたので、玄関先の福寿草も驚いているのではないでしょうか。うれしそうに花を咲かせています。こちらは、お寺の山門の石柱です。 「眞言宗智山派 三光山普濟寺 髙尾山大僧正 秀順書」とありま…

「道」のお話④~ 「薪の道」は「清貧の道」、清らかで心豊かな生活 ~ 「法の水茎」104

梅の花に春雨が降り注いでいます。 2月15日(今年の旧暦では3月27日)は、お釈迦様が入滅なされた日です。 【入滅】にゅうめつ[名](スル)滅度すなわち涅槃にはいること。釈迦(しゃか)の死、高僧などの死にいう。『デジタル大辞泉』「入滅」の項 お寺にも…

お墓の基礎工事が始まりました。

しだれ梅も、つぼみが大きくなってきました。 暖かな日は、池の鯉も動くようになってきました。今日は大安吉日あり、お墓の鍬入れから、土を掘り起こす基礎工事が始まりました。 鍬入(くわいれ)(2)開墾、植樹、工事などを始めるに際して、はじめてその土地…

【書面での決議】喜連川仏教会総会

池の側のしだれ梅。 山門前の寒紅梅より遅れて、数輪が咲き出してきました(風に揺れて写真がボケてしまいましたね)。毎日眺めるのが楽しみです。さて、毎年この時期に行われる「喜連川仏教会」の総会は、今年は書面決議といたしました。会食はもちろんです…

【縮小して行います】普濟寺恒例の春季大護摩祭

本日は立春。参道の紅梅も少しずつほころんできましたが、寒い一日でしたね。 その向こうに見えるのは、すっかり葉を落としたイチョウの木です。そろそろ枝の刈り込みをしなければならないようです。今日は午後からお寺の役員会を行いました。お忙しい中、総…

10年ぶりにお墓が売れました。

墓地の参道にミツマタの花が咲いています。 例年よりも少し早い開花でしょうか。今日もご法事でお参りくださった方が珍しそうに眺めていました。墓地といえば、10年ぶりに寺墓地をお求めいただきました。普濟寺のような田舎にある寺では、珍しいことです。い…

新しいお仏壇の開眼を行いました。

近所のお寺さんからロウバイをいただきました。 ロウバイは江戸時代初期に日本に入ってきたそうですね。部屋いっぱいに春の香りが広がります。先日、お檀家さんのお宅で、新しいお仏壇の開眼供養を行いました。入魂の儀式です。以下は、開眼に関する過去記事…

「在家過去帳」を購入しました。

午後になると気温も上がってきました。山からの筧の水も流れ始めました。 1日中残っている氷の上に流れ落ちています。氷は春の風が溶かすのでしょうか。さてこの度、お檀家さんに頼まれて「在家過去帳」というものを購入しました。 【過去帳】かこ‐ちょう寺…

落ち葉を掃いた庭に……雪が舞いました。

今朝は雪が舞いました。 修行大師像も寒そうですね。ただ、ここ数日の朝よりも、冷え込みは緩んだように感じました。午後からは雪か雨のようですが、どうなるでしょうか。昨日までは霜柱が立つほどでした。 スゴいですね!この上をザクザクと踏み歩きながら…

「道」のお話③~ お寺の道場、「仏と成るための道」(仏道) ~ 「法の水茎」103

勉強部屋の近くに咲いている一輪のパンジー。目立たないところに咲いているので、私しか気づいていないかもしれません。 昨年からずっと咲いていています。息が長いですね。ここ最近の冷え込みにも霜にも負けず、力強いです。亡き母が冬の花といって、寄せ植…

お地蔵様の前掛けを付け替えました。

白実の万両。たわわに実っています。 普通は鳥に食べられてしまうと思うのですが、しっかり残っていますね。他に食べるものがあるのでしょうか。お正月のご挨拶まわりも終盤に近づいてきました。遠方のお檀家様には、郵送にて一式を送りさせていただきます。…

年始のご挨拶まわりをしています。

昼頃までは青空。日だまりでは暖かく感じられましたが……午後からは一気に冷たい風が吹いてきました。 今夜はマイナス6度くらいまで冷え込むようですね。水道の凍結に注意です!午前中は護摩祈祷を行いました。身体健全や厄除などの所願を祈らせていただきま…

謹んで新年の御挨拶を申し上げます。

謹んで新年の御挨拶を申し上げます。早いもので令和の御世も3年目となりました。 本年が素晴らしい年となりますよう、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。境内の紅梅もほころんで参りました。 ここに来て、昨年から猛威をふるっている新型コ…