アジサイには雨が似合います。 紫陽花(アジサイ) アジサイの花言葉の一つに「無常(むじょう)」があります。色が「七変化」するところから名づけられたのでしょう。 今回の文章は、「無常」をテーマとして、「飛花落葉」を感じることの大切さについて書いた…
千葉県成田市の成田高校では、毎年「宗教講話会」という行事が行われます。目的は、生徒さんたちに仏教に慣れ親しんでもらおうというものです。 ちなみに、過去5年間の講師の先生と演題です。 平成26年 山﨑照義僧正「いのち尊し」平成27年 中山照玲先生「成…
池の上にヤマボウシの花が咲いています。 ヤマボウシ(山法師) ヤマボウシ(山法師)は、白い部分を僧兵の頭巾に見立てて名づけられました。今回の文章は、「無常」をテーマとして、『徒然草』に見る「不完全な美しさ」について書いたものです。 ※ ※ 「法の…
本堂からの眺めです。 参道 雨の重みで、モミジの葉も垂れ下がっています。いつもより緑色を感じるお庭です。 今回の文章は、「無常」をテーマとして、『方丈記』と『無常安心章』「白骨の御文章(御文)」との類似などについて書いたものです。 ※ ※ 「法の…
梅雨入りして、お寺もしっとりと潤っています。 雨の参道 雨上がりには、ホトトギスの声もお山全体に響き渡っています。先日までは鶯だったのに、季節の移ろい早いですね。 今回の文章は、「無常」をテーマとして、『方丈記』序章に見られる「滅びを重視した…
庭を歩いていても、やはり睡蓮には目がとまります。 睡蓮 まるで絵に描いたような姿です。1人で見るのが、もったいない気分になります。今回の文章は、「無常」をテーマとして、「いろは歌」に込められた「無常の心」について書いたものです。 ※ ※ 「法の水…
帰宅すると、玄関先のバラが迎えてくれました。 薔薇 野バラでしょうか。飾り気のない、素朴な姿にも心癒やされます。今回の文章は、「無常」をテーマとして、『平家物語』などに語られる「諸行無常」について書いたものです。 ※ ※ 「法の水茎」72(2018年6…
赤のカルミアです。 カルミア お寺には白もあります。紅白のカルミアは見ごたえがあります。カルミアという名前は、スウェーデンの植物学者、ペール・カルムにちなんで命名されたそうです。今回の文章は、六道の「天道」をテーマとして、人間界よりも苦しみ…
まだら模様の紅ウツギです。 ウツギ(空木) ウツギにはいろいろな種類があります。外からは見えませんが、幹が中空だから空木(ウツギ)と名づけられました。卯の花・卯木(ウツギ)とも呼ばれる、初夏の風物詩です。 今回の文章は、六道の「人道」をテーマ…
日に日に花の数が増えて来ました。 睡蓮 お参りくださる方も、池の睡蓮に目が留まるようです。みなさん「キレイですね~」と言ってくれます。 今回の文章は、六道の「修羅道」をテーマとして、常に激しい争いが行われる場所について書いたものです。 ※ ※ 「…
キショウブ(黄菖蒲)も目立ちます。 キショウブ(黄菖蒲) 繁殖力が強いため、最近では「要注意外来生物」にも登録されているとか…拡大しすぎるのも問題のようですね。 今回の文章は、六道の「畜生道」をテーマとして、死後に畜生となって生まれ苦しむ世界…
雨が上がって過ごしやすい1日です。 お地蔵様 お地蔵様も気持ちよさそうですね。 今回の文章は、六道の「餓鬼道」をテーマとして、飢えた鬼の世界について書いたものです。 ※ ※ 「法の水茎」67(2018年1月記) 霞立ち 木の芽もはるの 雪降れば 花なき里も 花…
池の睡蓮が咲きました。 睡蓮 蓮は晩夏の季語なので、7月くらいからかと思っていましたが…まだ5月ですね。今年はとくに早いのでしょうか。 今回の文章は、六道の「地獄道」をテーマとして、奈落の底の有様について書いたものです。 ※ ※ 「法の水茎」66(2017…
アジサイも咲いてきました。 紫陽花(アジサイ) 雨に濡れれば、緑もいっそう鮮やかになるでしょう。梅雨時の黄昏には、蛍が飛び交うかもしれません。今回の文章は、六道をテーマとして、お地蔵様の救いについて書いてみたものです。 ※ ※ 「法の水茎」65(20…
全国的に猛暑の1日でした。来月の衣更えを前にして、冬衣でのお勤めは、なかなかツライものがあります。 黒猫 いつもの黒猫は、涼しい日陰を知っているようです。 今回の文章は、八正道のまとめとして、「「正しさ」とは何か」ということについて考えてみた…