坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

「飴屋六造」の墓をお参りしてきました ~ 地元、南和田地区に伝わる昔話 ~

芙蓉が風に揺れています。 お盆は台風の影響を受けるのでしょうか。被害が無いことを祈るばかりです。先日、お檀家さんの金鋪正明様より、地元喜連川の南和田地区に伝わる「飴屋六造」伝説についてお教えをいただきました。幕末の話ですが、今でもお墓が残さ…

猛暑日が続く中で施餓鬼会を行いました。

駐車場の地面に朝顔が咲いています。 どこからか種がこぼれたようです。猛暑日が続く中、普濟寺恒例の施餓鬼会を行いました。コロナ感染者が増えているとの報道もあり、持病をお持ちの方もいらっしゃることから今年も縮小開催にいたしました。 法要のみで、…

奉仕作業と石柱のお披露目をしました!

朝から真夏の陽射しが照りつけています。今日の最高気温予想は36度。熱中症に厳重警戒ですね。 そのような猛暑の中、総代・世話人の皆さまには毎年恒例の奉仕作業を行っていただきました。朝早くから駐車場に軽トラックが並びました。 ぴったり駐車されてい…

弘法大師空海のお話⑫ ~ 竜王の雨、お大師さまが始めた祈雨の修法 ~ 「法の水茎」133

大雨や猛暑など、全国的に異常気象が続いています。被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。今日はこれまでの暑さもいくぶん治まり、心地よい風が吹き渡っています。ヤマユリが揺れています。 豪華で…

寺院跡地に石碑を建立しました ~ 末永く後世に伝えるために ~

梅雨入り頃からマダケ(真竹)が生えています。 そろそろ終わりでしょうか。梅雨時期は、数日おきに間引いていました。竹は今はこのような感じです。なんとか広がらずに済んでいます。 この度、入口の左側(写真の左の方)に見える石碑を建立しました。正面…

さくら市『私のエンディングノート』(鎌倉新書、2023/06)に広告を出しました。

キキョウが咲いています。 明日からはまた猛暑のようですね。お身体くれぐれもご自愛ください。先月、さくら市発行の『私のエンディングノート』(鎌倉新書、2023/06)が発行されました。こちらが表紙です。 さくら市と発行元の鎌倉新書は、今年1月に「終活…

喜連川仏教会「花まつり」が新聞で紹介されました!

キツネノカミソリ(狐の剃刀)が見頃を迎えています。 梅雨明けが待ち遠しい頃となりました。今日は七夕。厳しい暑さが続きますが、今日は天気も良さそうです。夜は天の河を眺めてみようと思います。さて、去る4月16日に行われた喜連川仏教会「花まつり」の…

(参加費無料)弘法大師・空海 ~ 慶讃法要、バイマー・ヤンジン トーク&ライブ ~

庭の半夏生が目を引きます。 名前の由来は、葉っぱが半分白くなるから「半化粧」とも、雑節の「半夏生」の頃に花を咲かせるからとも言われます。花言葉は「内気」「内に秘めた情熱」だそうです。雑節の半夏生は、夏至から数えて11日目。農家ではタコを食べる…

石段が完成しました! ~ 本堂と永代供養塔を結ぶ道 ~

アジサイが見頃を迎えています。 お寺には何種類かのアジサイが植えられています。気づかれませんが、質素なヤマアジサイも美しいですね。錆びた道具の手入れを行おうとしたら、刃先にトンボが止まりました。 田舎のトンボはのんびりしているのでしょうか。…

弘法大師空海のお話⑪ ~ 水田を潤す治水工事、父母のように慕われて ~ 「法の水茎」132

梅雨入りして雨の日が続いています。梅の実もたわわに実っています。 お寺には古木の梅が数本あります。高いところには手が届きませんが、重さにして20キロ以上は収穫できそうです。 さて、いよいよお大師さまのお誕生日が近づいてきました。今月の「法の水…

お念仏の道具と手書きの念仏帳を見せていただきました。

昨日から今朝にかけて大荒れの天候となりました。まずは被害に遭われました皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。 先日お檀家さんのお宅に伺った際に、お念仏の道具と手書きの念仏帳を見せていただきました。今はもう使われていないそうです。こちらが道具…

弘法大師空海のお話⑩ ~ 「入定留身」、深い瞑想に入ったままのお姿 ~ 「法の水茎」131

石仏様も着飾っていらっしゃるようです。 心なしか嬉しそうに見えますね。さて今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。お大師さまにとっての「入定」について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」131(2023年5月号…

お寺に伝わる版木を刷ってみました

雨の週末。お花も雫に濡れています。 お日様の光が待ち遠しいですね。さて、お寺にはいくつかの版木があります。 はん‐ぎ【版木/板木】木版印刷で、文字や絵などを彫りつけた木版。日本では主にヤマザクラ・ツゲなどの材を用いた。彫板(えりいた)。形木(…

本堂の柱 ~ 一本だけ逆さまなのか ~

雨の一日。黄色い牡丹が見頃を迎えています。 黄色は珍しいでしょうか?今年も元気に咲いてくれてありがとうございます!お参りに来られた方が、本堂内の柱を見て「何で一本だけ逆なんだい?」と話していました。こちらの柱です。 上の方はこのようになって…

弘法大師空海のお話⑨ ~ 「降誕」と「入定」、お釈迦様とお大師様の恩徳を慕って ~ 「法の水茎」130

玄関先にある、この時期に色づく紅葉です。 秋を感じて不思議な気分になりますね。石段脇の山吹も見頃を迎えました。 お参りの方を歓迎しています。さて今月の「法の水茎」は、お釈迦様の誕生を祝う「花祭り」と、引き続いて「弘法大師空海のお話」を書いて…