坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

オンライン授業に向けて~ 部屋のお掃除から ~

玄関先のバラが咲き始めました。 まだまだ蕾もあるので、いっせいに咲いたら綺麗でしょうね。連休も明けて、大学のほうでは本格的にオンライン授業が始まりました。私が関わっているところでは、大東文化大学地域連携センターでの『徒然草』講座は、残念なが…

「ケーナ王子Ren通信」Vol.8をお送りいただきました~ 昨年の普濟寺春季大護摩祭 ~

今日は気温が上がりました。石段の上から駐車場のほうを伺うと……いつもの黒猫がいました。 風通しの良いところで休んでいるのでしょうか。本日は「ケーナ王子Ren通信」Vol.8をお送りいただきました。マネージャーの高橋まみさま、ありがとうございます。 ケ…

旅立ったワンちゃん ~ 人間と同じ命 ~

大輪の花が目立つようになってきました。 豪華ですね!お寺も、あでやかに華やいできました。さて、以前ある方から「長いこと飼っていた犬が死んでしまったので、拝んでいただけませんか?」と言われたことがありました。その時は、家族の一員を失った悲しみ…

283年前の墓碑

今日は八十八夜。末広がりの数字が並ぶ日です。初夏の日差しの中、皆さん忙しそうに農作業をされています。 お寺の庭も日に日に新緑に包まれてきました。見づらいかもしれませんが、飛び石の奥の方(本堂前)を直してみました。境内に埋もれていた大谷石を掘…

近くの延命地蔵さま ~ 延命地蔵念仏とともに ~

田植えを前に、田んぼに水が入ってきました。 ヤマザクラが水面に映っています。これからカエルの大合唱も始まるでしょう。 こちらは路傍のお地蔵さま。地元の方々が管理されています。 前掛けも新しい、延命地蔵菩薩さまです。私も手を合わせてきました。 …

お寺の十一面観音 ~ 箒川ですすり泣き、横たわっていた仏さま ~

午後にかけて雨が強まってきました。さくら市には洪水警報が出されています。 お寺のお庭にも雨が打ち付けています。明日は二十四節気の穀雨。雨が必要な時期ではありますが、大雨による川の増水などには警戒しなければなりませんね。川といえば、お寺には川…

「時間」のお話⑩ ~ 『方丈記』と『徒然草』、「変らないもの」と「変るもの」 ~ 「法の水茎」94

やわらかな春風が吹き抜けるたびに、はげしい花吹雪が舞っています。 「春を惜しむ」(惜春)という言葉が似合う折節です。 今月の私の文章は、引き続き「時間」をテーマに、四季折々に含まれる「走り・旬・名残」や、自然の命の輝きに目を向けることの大切…

地元のお寺さん ~ 喜連川仏教会の会計のお仕事で ~

夕日に照らされる枝垂れ桜。 時間帯によっても色合いが変化します。風に揺れる枝も美しいですね。本来であれば、明日は地元の喜連川仏教会で、お釈迦様の誕生日をお祝いする「花祭り」を行う予定でした。今年は疫病の影響により中止となりました。昨年の様子…

空からドローンで見てみよう ~ 秋色に染まるお寺 ~

お寺のしだれ桜は五分咲きです。 この時期は、次々といろいろなお花を楽しむことができますね。春爛漫のお寺です。爛漫といえば、昨年の秋には、お寺でドローンを飛ばして、上空から秋景色を撮影していただきました。 www.mizu-kuki.work この度、その時の写…

お位牌のお話 〜 ご先祖様をおまとめする 〜

桜が見頃を迎えています。お参りの方にも「きれいだね~」と言っていただいています。 あと数日ほどで散り始めるでしょうか。私も今年はお花見に出かけることもなく、お寺で一人愛でています。さて、皆さまのお宅にはお仏壇はございますでしょうか。お仏壇に…

大きな古時計 ~ 時を超えて進みゆく信仰 ~

先日は季節はずれの雪が舞いました。 お顔と同じくらいの雪が乗っていますね。純白の頭巾のようです。ここ数日は、ご葬儀などがあり慌ただしい日々を送っていました。葬儀場でも、入口の外に焼香台を設けたり、会食も席を空けたりして、細心の注意を払ってい…

お寺の写真を掲載していただきました ~ 明治時計 『さくら市 yearbook -2019- 』 ~

白木蓮が青空に映えます。 桜色が加わるのが待ち遠しい折節です。完成したばかりの、文星芸術大学 デザイン専攻地域連携冊子『さくら市 yearbook -2019- 』(さくら市教育委員会生涯学習課 、2020/03)に、お寺の写真が掲載されました。こちらが表紙です。 …

立原道造の詩 ~ 大正大学での授業 ~

一面のスイセン。亡き父がお墓に植えたものです。 今年も見事に咲いてくれました。お彼岸も過ぎ、いよいよ新たな年度が始まります。ただ、学校なども入学式を遅らせるところが多いようですね。 私が非常勤をしている大正大学も、開始を半月ほど遅らせるそう…

写経をしてみませんか ~ 「無」になる時間 ~

今日は春のお彼岸のお中日です。風の強い中、お参りくださりありがとうございます。私も普濟寺歴代住職のお墓をお参りしました。 夕暮れ時、いつもの黒猫が山門で佇んでいました。何を思って、真西に沈む夕日を眺めているのでしょう。先日のブログで、写経を…

お寺の力試し石

本堂へと向かう道。 かわいらしいスイセンが、列を作ってお出迎えです。梅からスイセンの季節へと移ってきました。昨日は彼岸の入り(彼岸7日のうちの第1日目)でした。次々とお墓参りの方をお見かけします。お墓にもキレイなお花が飾られて、ご先祖様も喜ば…