この度、本堂の押し入れの奥の方から、二幅の掛け軸が見つかりました。 一つは、お釈迦様の涅槃図です。 涅槃図 裏面に「明治参拾七年辰旧貳月十五日設立之ス」と記されていることから、明治37年(1904)の涅槃会にあわせて製作されたものであることが分かり…
ノウゼンカズラが咲いています。 ノウゼンカズラ(凌霄花) 花の形がトランペットに似ていることから、英語では「トランペット・ヴァイン」(trumpet vine)と呼ばれるそうです。大きな橙色が鮮やかで目を引きます。来週3日のお寺の行事(大施餓鬼会)を前に…
百合が咲いています。 百合 百合の花は一段と豪華ですね。さて、今日は父の月命日です。父は平成28年(2016)8月19日に78歳で亡くなりました。間もなく3年の月日が経とうとしています。「石の上にも三年」とは言いますが、住職としてもまだまだ父には及びま…
普濟寺恒例の大施餓鬼会。今年は8月3日の土曜日です(毎年8月第1土曜日)。御檀家様のご先祖様をはじめ、有縁無縁一切精霊を御供養します。 10:00から御法要11:00頃から御法話 八王子市 真福寺 岸本守正 師※写真は過去の御法話の様子です。12:00頃からお斎(…
八重の桔梗が咲きました。 桔梗(キキョウ) ちなみに真言宗智山派の紋は桔梗紋です。梅雨時の潤んだ庭に彩りを加えています。 今回の文章は「時間」の「刹那」をテーマに、刹那の善行を積み重ねる仏の道を歩むことについて書いたものです。 ※ ※ 「法の水茎…
半夏の葉が白くお化粧しています。 半夏 先日の半夏生の頃(7月2日)よりも、白い部分が増してきたようです。地域のお墓にある六地蔵菩薩。このほど、土台を修復しました。 墓地へと続く道 墓地へと続く畦道の草も、きれいに刈っていただきました。梅雨晴れ…
今にも降り出しそうな梅雨空です。 紫陽花の前で まるで雨宿りをしているかのようです。 さて、お寺が所属している真言宗智山派には「智山勧学会」という学術団体があります。設立の趣意は、以下のようなものです。 智山教学大会や弁論大会等を通じ若手研究…
白ピンクの美しさです。 常緑ヤマボウシ 昨年植えていただいた常緑ヤマボウシです。通常のヤマボウシと違って、1年を通して葉が生い茂っています。まだまだ流通が少ないようです。この時期はどうしてもアジサイに目が行きますが、庭のシンボルツリーとして、…
やっと最新号まで来ました。これまでお付き合いいただきまして誠に有り難うございました。これから「法の水茎」のほうは、月1回の更新を目指していきたいと思います。 お地蔵さま お地蔵さまもお花を前にしてうれしそうですね。いつも見守りくださりありがと…
毎年恒例の高尾山法類会に出席しました。途中、中央線が止まるなどのアクシデントがありましたが、遅れながらも何とか八王子駅にたどり着きました。 伊奈喜 法類同宗・同派に属し、近密な関係にある寺院または僧侶。『日本国語大辞典』より 高尾山薬王院には…
今日は夏至です。本格的な夏を前にして、これから少しずつ日が短くなっていくのですね。ご法事で夏至と仏教について話そうかと思いましたが、春分・秋分・冬至と違って、なかなか思いつきません。「夏」(げ)という言い方から、何か関わりがありそうですが……
アジサイが見頃を迎えています。 アジサイ(紫陽花) 同じアジサイでも、一日一日、微妙に色合いが変わっています。昨日とは別の花を見ているかのように映るのは、不思議なものですね。 今回の文章は、「無常」をテーマとして、自然の中に無常を感じることの…
今日は暑い一日でした。全国の100地点以上で、真夏日を観測したそうです。 ホタルブクロ 玄関脇にホタルブクロがうつむいて咲いています。たくさんの風鈴が並んでいるようで、風に揺れると涼しさを感じます。 今回の文章は、「無常」をテーマとして、不動明…
昨夜は雷雨に見舞われました。局地的な大雨でした。 睡蓮 睡蓮(スイレン)は眠っていたのでしょうか……何事もなかったかのように完璧な花を咲かせています。白い花を午後、未の刻ごろ(13~15時頃)に咲かせることから、睡蓮と名づけられたそうです。 今回の…
ピーヒョロロロロ… トンビ 羽ばたく3羽の鳴き声が聞こえてきます。輪を描きながら舞い上がっていきました。私もトンビのように、少しでも上昇気流に乗ることができればと思います。 今回の文章は、「無常」をテーマとして、前世からの因縁について書いたもの…