坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

「記念フォトブック」をお送りいただきました~ 弘法大師・空海 ご誕生千二百五十年記念 ~ 

暖かな雨の大晦日となりました。数日前に石段下に門松を立てました。 素人が作ったものでお恥ずかしいですが、境内の千両や南天、梅の枝を使ってみました。 手水舎には既製品の鏡餅。 数年前には鳥に食べられてボロボロになりました。 過去記事です。 www.mi…

弘法大師空海のお話⑯~ 陸奥の山塩伝承、お大師さまと西行の和歌も含めて ~ 「法の水茎」138

玄関先の石仏様。頭の上に鳥が乗っていました。 見づらいかもしれませんが、お分かりになりましたでしょうか。居心地が良いようですね。さて、本日(12月21日)は「納めの大師」(終いの弘法)の日です。今回は陸奥国伝わる山塩伝承について、お大師さまの和…

柄香炉を御寄進いただきました。

青空にススキの穂が揺れています。フワフワしていますね。 今日、12月8日はお釈迦様が悟られた日です。 【成道会】じょうどう‐え 仏語。釈迦が悟りを開いた日、一二月八日に毎年行なわれる法会(ほうえ)。臘八会(ろうはちえ)。《季・冬》『日本国語大辞典…

お寺の紅葉を撮ってみました🍁

お寺が色づいています。遠くからでもよく分かります。 週末は冷え込むようですね。この辺りは氷点下になるかもしれません。見頃を迎えたお寺の紅葉を写真に収めてみました。池の紅葉 石段の下から カエルさん越しに 永代供養塔 お墓からの眺め お墓の紅葉 永…

弘法大師空海のお話⑮ ~ 高野山での一休和尚、気取らない軽やかさ ~ 「法の水茎」137

お檀家さんがお持ちくださった菊の花。毎日の水やりが日課です。 ずいぶん花が大きく開いてきましたね。見頃を迎えています。 さて、今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。今回は高野山上での一休さんの逸話について書いてみました。お読みいた…

『宗報』(令和5年11月号)に『鎌倉仏教―密教の視点から』の紹介が掲載されました!

山茶花(サザンカ)の季節になりました。 遠くからでも白い花びらが目立ちます。次々に咲き出しています。先日、真言宗智山派の機関誌『宗報』(令和5年11月号 No.88)が届きました。40ページの「図書紹介」のコーナーでは『鎌倉仏教―密教の視点から』が掲載…

インコが逃げてしまいました

昼過ぎにセキセイインコが逃げ出してしまいました。よろしくお願いいたします。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中寺院 ランキング参加中仏教(生きる術)を学ぶ日記 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

夕方のお寺を撮ってくださいました🌇

今日も穏やかな一日でした。いつもお参りくださる柳原一興さまが、夕方のお寺の風景を撮ってくださいました。Facebookにもご投稿くださいました。 (以下は、柳原一興 さまのFacebookからの引用です) 那須烏山市からの帰り道、 夕陽がイイ具合なので、 急遽…

弘法大師空海のお話⑭ ~ 黄金に輝くお大師さまの身体は大日如来そのもの ~ 「法の水茎」136

こちらの花はタイワンホトトギスでしょうか(台湾杜鵑草)。 青空に向かって上向きに花を咲かせています。 いつの間にか、すっかり秋めいた庭になりました。さて、今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。心の中に輝く月と、お大師さまが密教の教…

秋晴れのもとでのご法事とご納骨

手水舎に佇む仲良しの石仏。 仲良しのトンボも休んでいました。昨日はご夫妻のご法事とご納骨をさせていただきました。 13回忌と50回忌です。「二世の契り」とも言われますが、あちらの世界でも一緒に歩まれていますね。 妹背は二世の契り来世までも連れ添お…

高尾山薬王院さまご来山

柚が色づいてきました。 昨年は柿とともに不作でしたが、今年はたわわに実りそうです。年末の冬至の柚子湯を今から楽しみに待ちたいと思います。「柚が黄色くなれば医者が青くなる」ということわざがありますが、10月に入ってからずいぶん過ごしやすくなりま…

お寺の花々🌼

冷たい雨の一日。11月並の気温のようです。今日のご法要ではエアコンの暖房をつけました。明日はまた夏日になるとか……気温の変化が激しいですので、万全の体調管理をお願いいたします。お寺の境内には、今年も十月桜が咲いています。 不揃いの花びら。春と秋…

弘法大師空海のお話⑭ ~ 験競べの結末、悲しみのない「果て」を見据えて ~ 「法の水茎」135

今日は彼岸の入り。朝からお墓参りの方もいらしています。名にし負う彼岸花も咲き始めました。 これから彼岸の中日に向けて、日に日に咲き出してくるのでしょう。お彼岸中、私のほうは棚経に歩きます。お盆中に伺えなかったお檀家さんのお宅をめぐります。ど…

お墓のお引っ越し ~ 改葬のお経を唱えてきました ~

夕方の本堂からの眺め。戸を閉めに行ったら猫がいました。 暑い一日。本堂前の木の下で涼んでいたのかもしれませんね。先日、お檀家さんのお墓の前で遷座のお経を唱えてきました。大安の日を選びました。 せん‐ざ【遷座】[名](スル)神仏または天皇の座を他…

弘法大師空海のお話⑬ ~ 修円僧都の茹栗、法力の験競べ ~ 「法の水茎」134

植えたわけでもないのに夏水仙(ナツズイセン)が咲き出しました。 雨上がりの雫に濡れています。花が咲く時期に葉が無いことから「裸百合」とも呼ばれるそうです。 今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。今までの空海伝とは一風変わった、法力…