ほころび始めたロウバイ(蝋梅)の木に、カラスウリ(烏瓜)が絡みついています。
朱色の実に目が留まります。
今日は冬至。夏のお盆のホオズキ(鬼灯)のように、真っ暗闇を照らしてくれるでしょうか。
冬至(とうじ)
一年で夜の時間が最も長くなる日。二十四節気の一つで新暦12月22日頃。この日を境に昼の時間が長くなり春に向かうことから「一陽来復(いちようらいふく)」ともいう。その様子を古の人は、米の粒一つずつ、畳の目一つずつ日が長くなると表現した。冬至にカボチャを食べ、柚子湯に浸かると風邪をひかないという言い伝えがあり、その風習はいまなお各地に残っている。古来中国ではこの日に小豆粥を食べ、疫病を祓い無病息災を祈る行事が行われていた。
『平成ニッポン生活便利帳』「冬至」の項
これから少しずつ日が長くなっていきます。
永久に明けない夜はないと言われるように、どんなに辛い日々が続いていても、いつかは春の夜明けを迎えるでしょう。
さてこの度、ハクビシンの寝床となっていたお堂の廊下の修理が終わりました。
以前とは見違えるようですね。
合わせて、ハクビシンの入口らしき穴もふさいでいただきました。
右の方ですがお分かりになりますでしょうか。
ハクビシン家族には申し訳ありませんが、お堂を守るためです。
この薬師堂の創建は、天文元年(1532)4月8日にさかのぼります。かつてこの地にあった、金枝城の東側に建立されました。
御本尊様は、年に2回、春の大護摩祭と夏の大施餓鬼の日に合わせて、厨子の扉を開いています。次回は、3月14日(土)となっておりますので、皆さまのお参りをお待ちいたしております。
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