坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

仏具を御寄進いただきました


参道の彼岸花が見頃を迎えています。


この時期ならではの艶やかさです。

先日、普段から篤い信仰心をお持ちの薛智元さまより仏具を御寄進いただきました。

(過去記事です)

www.mizu-kuki.work

 

まずはロウソク立て。


一対で、それぞれに「三光山」「清光院」として、普濟寺の山号と院号が見えます。裏面には、智元さまのご両親様のお名前が刻まれていました。

そして8本の赤いロウソク。


皆々様のご多幸をお祈りさせていただきます。

こちらは如意。


「普濟寺」の文字も記してくださいました。

 

如意

説法、講経、法会 (ほうえ) などのとき、僧が手に持つ仏具。癢和子 (ようかす) ともよばれる。「まごの手」に似た形をし、長さ約1メートルで、骨角や竹木を刻んでつくられる。その起源については、手の届かない、かゆいところを意のままにかけるからとも、形が篆字 (てんじ) の「心」の字に似るからともいうが、無著道忠 (むじゃくどうちゅう) の『禅林象器箋 (ぜんりんしょうきせん) 』の説によれば、説法がさまざまな疑問を解決させること、あたかもかゆいところに手が届くようであることを表したものとする。

『日本大百科事典』より


有り難いことに私の誕生日のお祝いも込めてとのことで、大切に使わせていただきます。

こちらは鈴。


清らかな音色です。
こちらは息子へのプレゼントとのことで、とても喜んでいました。

お名前を旗に書かせていただきました。


お寺の境内に掲げさせていただきます。
この度も貴重な仏具の数々を誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。



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最後までお読みくださりありがとうございました。