坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

寺跡の木の伐採をしてくださいました。


今日はお写経の方が見えられました。
ご一緒に『般若心経』をお唱えしながら、阪神淡路大震災への鎮魂の祈りを捧げました。

先週末は、どんど焼きに野火焼きが行われました。
お寺からの野火焼きの様子です。


ずっとカラカラ天気が続いていたので炎が高く上がりました。
春を待ち焦がれる冬の煙から春霞へと変わるのも、きっともうすぐですね。

野火焼きが一段落すると、お檀家さんが普濟寺の木を伐採してくださいました。
この場所は、一昨年に普濟寺に譲渡された元の照願寺跡地です。

過去記事です。

www.mizu-kuki.work

 

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折を見て竹は切ってきましたが、この度は太い樫(かし)の木を伐採してくださいました。

樹齢は何年でしょうか。
木目が詰まっています。


一部は一年ほど乾燥させて、ストーブの薪として使われるそうです。
堅い木なので、持ち上げるとけっこう重いです。


おかげさまで、普濟寺の薬師堂も見通せるようになりました。


目を転じると、永代供養塔の向こうに本堂も拝めます。


上のお墓からの眺めも良くなりました。
冬の陽射しも入るので、お墓にお供えされたお水も凍ることがなくなったかもしれませんね。


ご先祖様も喜ばれているでしょう。これからも、多くの祈りが捧げられたお寺跡地の聖域を少しずつでも整備していければと思っています。

伐採にご尽力くださっている、シンエイ観光バス会長の片岡進様、普濟寺新総代長の磯久一様に心より御礼申し上げます。

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最後までお読みくださりありがとうございました。