満開の桜。
ここ数日の暖かさで、ずいぶん散ってきました。
風が吹く度に、花びらがハラハラと永代供養塔に降りかかっています。
先日の三十三回忌のご法要では「杉塔婆」をご用意いただきました。
お二人分で二本です。悲しみが続いたのですね。
お施主様が仰るには、亡き人を思いながら木を選び、幹を削ってくださったそうです。出来上がるまでの時間にも、ご先祖様への思いがこもっています。
杉塔婆の過去記事です。
1週間ほどしてから、お墓に足を運んでみました。
1本目です。
先の葉が茶色くなってきました。
お墓の後ろに高く掲げられていて、周りのお墓からもよく見えます。どなたの33回忌を行ったのかと、皆さんからも思われているでしょう。ご先祖様を大切に想う杉塔婆です。次は50回忌を行えればと仰っていました。
こちらは2本目です。
幹が太いことから、うまく後ろに入らなかったようです。
近々、風で飛ばないように紐で結びつけたいとのことでした。
さて、この共同墓地には、無縁仏のお墓が一箇所にまとめられています。
墓碑銘から江戸時代の方と分かります。見るからに古そうですね。
お戒名には「○○禅定門」と見えたりして珍しいのですが、どなたのものなのか少し調べてみたいと思っています。
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最後までお読みくださりありがとうございました。