午前中は珍しく日が差し込みました。
キキョウの花もうれしそうに輝いています。
本日は私の両親の法事を執り行いました。
父の7回忌と母の3回忌です。
元気なひまわりも飾りました。
早いもので父が亡くなってから丸6年、母が亡くなってから丸2年の月日が流れました。
並べた両親の遺影を眺めながら、月日の早さを痛感しました。
70歳代で旅立った二人。ここ普濟寺には50年住みましたが、まだまだやり残したこともあったでしょう。
夫婦の仲は「二世の契り」とも言われます。あちらの世でも、仲良く夫婦げんかをしているかもしれませんね。
にせ の 契り
来世までも夫婦として連れ添おうという約束。夫婦の約束。二世の語らい。二世の約束。
『日本国語大辞典』「にせ の 契り」の項
法事の引き物の一つとして、妻の書籍も入れさせていただきました。
田中幸江『絵巻で読む方丈記』(東京美術、2022/06/25)
東京美術さんの「金のブックマーク」も一緒に。
この季節らしく、先日発売の「朝顔」を選びました。
他にもいろいろな図柄がありますので、季節によって変えてみるのも面白そうです。
合わせて、こちらもご用意させていただきました。
中身は錫でできた箸置きです。
皆さまに使っていただければと思います。
今回は妻の書籍を供えましたが、これまで父の四十九日には父の句集を作って配らせていただきました。
髙橋秀道『遅日』(髙橋秀城、2016年9月22日)
そして昨年の母の一周忌と初盆には、私の本を供えました。
髙橋秀城『法の水茎―和歌とおはなしでひもとく仏教―』(武蔵野書院、2021年3月11日)
今回の妻の書籍も、お手にとっていただけましたら供養になります。
午後からは、いつものように雨が降ってきました。
一人、もう一度お墓へ。
蓮に紫陽花、花菖蒲などが美しいです。花が好きだった母も喜んでいるでしょう。
あらためて手を合わせました。
無事に法事を終えて一安心しました。私も40代で両親を亡くしましたが、今後も皆さまに御指導をいただきつつ、寺の運営をはじめ、家族力を合わせて歩んで参ります。これからも変わらぬ御指導と、お付き合いを賜りますよう心よりお願い申し上げます。
※ ※
最後までお読みくださりありがとうございました。