坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

大般若転読法要に出仕しました。


空がかき曇ってきました。
今夜は雨の予報です。

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昨日は、今日と打って変わって快晴の一日でした。

私は昨年と同様に、近くのお寺さんで行われた「大般若転読法要」に出仕してきました。

まずは麓の入口から。
山上まで続く石段です。

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こちらが薬師堂です。
寛文年間(1661~1673)建立の歴史ある建造物です。彫刻も素晴らしいですね。

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ちょっと引いたところから。
右側は仁王堂とのことです。

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仁王堂には、その名の通り立派な仁王様がいらっしゃいました。

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薬師堂に戻って、正面の扁額です。

【扁額】へん‐がく

室内や門戸にかかげる横に長い額。横額(よこがく)。
『日本国語大辞典』「扁額」の項

 

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文字は……お薬師さんということで「瑠璃刹」でしょうか。どのようなときに使われる言葉なのか調べてみたいですね。

ちょっとぼけていますが、大般若転読法要の様子です。
お堂は大きく開け放たれているので、このご時世でも安心です。

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大声で「大般若波羅蜜多経……」と唱えながら、パラパラとお経をめくります。
迫力があります!

こちらは昨年の模様(動画あり)。

 

www.mizu-kuki.work

 
今年も無事に執り行われました。お薬師さまの御利益で、疫病もきっと退散することでしょう!

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最後までお読みくださりありがとうございました。