石段脇に水屋(手水舎)があります。
よく見ると、柱に隠れるように猫が座っていました。
お地蔵様のマネをしているのでしょうか。
近づいても逃げません。カメラ目線です。
さて、お寺には古い写真か残されています。
この度、お寺の本堂前で撮った別の写真が見つかりました。それがこちら。
大人数ですね。
上の方に「普濟寺主催慰霊祭法要記念」、「昭和廿九年三月廿一日」と記されています。昭和29年(1954)3月21日の春のお彼岸に撮ったもののようです(66年前)。
両柱には「慰霊法要」「各流和讃」と見えます。
「慰霊」とあることから、戦没者の慰霊法要でしょうか。普濟寺では、戦没者31柱をお祀りしています。
【柱】はしら
[助数詞・単位]和語数詞
1 古く、木には神が宿ると言われたことから、日本古来の神・神体・神像を数えます。「二柱の神」
2 位牌(いはい)・遺骨を数えます。「位牌2柱」
3 英霊を数えます。
4 高貴な人を数えます。
『数え方の辞典』「柱」の項
平成6年(1994)11月12日には、先代の住職(父)が戦没者終戦五十回忌法要を執り行いました。
この写真には、多くのお檀家さんが写っているのでしょう。古い写真なので、修復して鮮やかによみがえったら、皆さまに見ていただきたいと思います。若き日の、御祖父様・御祖母様に出会えるかもしれませんね。
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最後までお読みくださりありがとうございました。