坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

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大切な俳句の短冊

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今日も朝から蒸し暑いですね。

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3日前には蕾だったキキョウも、一気に花開きました。
花びらは空に向かって、全身で光をつかもうとしているかのようです。

梅雨も後半を迎えると思い出す俳句があります。

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暈(かさ)もなく 梅雨明けのこの 大月夜  (星野立子)

この短冊は、亡き父が高尾山薬王院での修行中に、高浜虚子の娘で俳人の星野立子先生(1903~1984)より頂戴したものです。

 

星野立子 ほしの-たつこ 1903−1984
昭和時代の俳人。
明治36年11月15日生まれ。高浜虚子(きょし)の次女。父に師事し,杉田久女(ひさじょ),中村汀女(ていじょ)らとならぶ女性俳人として知られる。昭和5年俳誌「玉藻(たまも)」を創刊,主宰。「ホトトギス」同人。句集「立子句集」「笹目(ささめ)」などのほか,随筆集もおおい。昭和59年3月3日死去。80歳。東京出身。東京女子大高等学部卒。
【格言など】滝見茶屋大鉄瓶のたぎりをり

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『日本人名大辞典』「星野立子」の項


以前にも紹介させていただきました。
 

www.mizu-kuki.work

 

こちらは昭和37年4月の集合写真です(大本坊の黒門内)。

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右端が父ですか……若いですね。23歳頃でしょうか。

父は生涯にわたって俳句に親しみました。
自慢の句は「静かなる 遅日の句碑に 人ありて」だったようです。亡くなった後に『遅日』という句集を出させていただきました。

私の「あとがき」です。

 

www.mizu-kuki.work

 
飾ってある短冊が目に入ると、何か胸に迫るような、背筋を正されるような気持ちになります。刺激を受けて私も一句といきたいところですが、句心もありませんので、まずは七夕の短冊でも考えてみましょうか。


     ※      ※

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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