坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

普濟寺の大施餓鬼会は縮小して行います。


昨日からヒグラシが鳴き出しました。
道端にはナデシコも咲いています。


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耳を澄ませば、カエルの声や、まだホトトギスも鳴いています。
梅雨時に、初夏や晩夏も感じています。

間もなく、普濟寺恒例の大施餓鬼会が近づいてきました。
今年は、8月1日(土)10:00からです(毎年8月第1土曜日)。

御檀家様のご先祖様をはじめ、有縁無縁一切精霊を御供養します。

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せ‐がき【施餓鬼】

盂蘭盆(うらぼん)に寺などで、餓鬼道に落ちて飢餓に苦しむ無縁仏や生類(しょうるい)のために催す読経・供養。施餓鬼会(え)。《季 秋》「蜩や山の―の日盛に/白秋」

『デジタル大辞泉』「施餓鬼」の項

 

今年は新型コロナウイルスに対する対応として、規模を大幅に縮小して執り行います。

①御法要は近隣の数箇寺(少人数)の御住職様のみに御助法いただきます。
②今年は布教師さんをお呼びいたしません。そのため、法要後の御法話は行いません。
③大広間でのお斎(おとき)はございません。持ち帰りの軽食をご用意いたします。
④飛沫防止のためマスクの着用をお願いいたします。
⑤体調に不安のある方は、ご無理をなされないでください。
⑥御檀家様以外の方のお参りは、誠に申し訳ございませんが、今年はご遠慮申し上げます。

お寺のほうでも、十分な間隔と換気に注意し、本堂の入口にアルコール消毒液を設置するなどの対策を行います。

数日前より感染者数も徐々に増えてきました。先が見えない状況ではありますが、皆さまの篤い信仰による祈りの場を確保できるようギリギリまで対策して参ります。

何とぞご理解のほどお願い申し上げます。

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。