坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

お位牌の開眼


久しぶりに青空が顔をのぞかせました。
お庭の草花も全身で日の光を浴びています。

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蝶々も楽しそうに飛び回っていますね。

本堂の中に目を移せば、キレイな生花(アレンジメント)が飾られています。

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一周忌のご法要の際にお上げくださったものです。
華やかですね。良い香りも満ちています。

今回のご法事では、お位牌の開眼(かいげん)も行いました。

【開眼】かい‐げん
(仏像の眼を開く意から)
(1)新しい仏像、仏画を作り、最後に目を入れて魂を迎え入れること。また、その供養の法会。一般の木像、画像、また新写の経典にもいい、転じて、一般的に物に魂をふき込むことをもいう。かいがん。
『日本国語大辞典』「開眼」の項


白木位牌(仮のお位牌)から塗位牌(内位牌・本位牌)に変わりました。
ご自宅のお仏壇に安置してご供養いただければと思います。

開眼供養は、おめでたいことでもあります。
今回は一周忌のご法要に合わせてということもあり、頂戴した熨斗袋(のし袋)は慶事のものでした(七七日忌(四十九日)に合わせる場合は無地が多いようです)。

 

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間もなく訪れるお盆(初盆)を前にして、お位牌が新しくなりました。亡きお母様も、きっと喜ばれているでしょうね。


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最後までお読みくださりありがとうございました。