東京地方で「木枯らし一号」の発表がありました。
冬が近づいてきました。

こちらはお寺の老松。

残念ながら枯れてしまいました。
(過去記事です)
近づいてみると根元には辯才天さま。
左が杉、右が松です。相生のようですね。

見上げると高く聳え立っています。

松食い虫が全国で猛威をふるっているようです。
倒木の危険性があるため伐採を決めました。

これまでの感謝の気持ちを込めて触れさせていただきました。

伐採の日は朝から雨模様。
工事関係者の皆さまに加えて、お寺の総代さんにもお集まりいただき、発遣のご読経をさせていただきました。
はっ‐けん【発遣・撥遣】
3 密教で、修法の終わった後、お招き(勧請)した仏・菩薩を送り出すこと。
『例文 仏教語大辞典』より
お陰さまで無事に終えることができました。

辺り一面に松の香りが漂っています。
年輪です。

ざっと数えてみましたが、120年以上の樹齢でしょうか。歴史の重みを感じます。
そして、当日はもう一本、伐採していただきました。
修行大師像の右奥に見える樹木です。

成長が早い木のようで、年々日当たりが悪くなってきたところでした。
大きな音を立てて倒れていきました。
樹齢は30年ほどでしょうか。

どうやら先代の父が植えたもののようです。自ら剪定していた姿を思い出しますが、ここまで大きくなってしまうと素人の手には負えません。

本堂からの景色。
日光連山が見通せるようになりました。

長きにわたって日々の読経をお聞きくださった老松。お寺を見守りくださり有り難うございました。
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最後までお読みくださりありがとうございました。