長かった梅雨時期もようやく明けました。
日の光を浴びるのも何日ぶりでしょうか。
草木の木陰がうれしく感じます。
先週の水曜日(22日)に母が亡くなり、通夜葬儀(26・27日)と慌ただしく時間が過ぎ去りました。
そろそろ二七日。母が好きだった庭の花を摘んできて、お供えしようと思っています。
【二七日】に‐しちにち
一四日間。特に、人の死後一四日間。または、一四日目にあたる日。ふたなぬか。
『日本国語大辞典』「二七日」の項
この度はたいへんお騒がせいたしました。ご厚情を賜りました皆さまに心より御礼申し上げます。
昨日(1日)は、お寺の施餓鬼会を執り行いました。
毎年8月の第1土曜日ということで、今年は釜蓋朔日の日に当たりました。
釜蓋朔日 かまぶたついたち
旧暦7月1日の異名。関東の諸地でいう。お釜の口明けという地方もある。この日は盆の魂祭りの始まりにあたり、精霊(しょうろう)様が家々に向かって出発するという考えから、地獄の釜の蓋のあく日と、おかしくよび始めたのであろう。ナス畑やイモ畑に行って、地面に耳をつけて聞くと、地獄の釜の蓋があく音がするとも、精霊が旅立つ日なので、その叫び声が聞こえるなどという。
『日本大百科全書』「釜蓋朔日」の項
このご時世から、今年の施餓鬼会は縮小して行いました。
お檀家さんのご先祖様を始め、有縁無縁一切精霊をご供養いたしました。
今年はお参りしたくてもご遠慮なされた方が多かったようです。
まずはお身体が第一です。まだ暑さに慣れていないと思いますので、くれぐれもご無理をなされないでください。
今回は御法話や広間での食事も中止しましたので、お寺からの気持ちとして、お塔婆といっしょに団扇もお渡しさせていただきました。
これからお盆に向けて、少しでも仏様の風を感じていただければと思います。
お参りくださった皆さま、ありがとうございました。
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最後までお読みくださりありがとうございました。