坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

カバー裏表紙に「金枝城」~ 余湖浩一 渡邉昌樹『図説 栃木の城郭』(国書刊行会、2024/04/26) ~


睡蓮が咲き出しました。


白にまじって赤も見えます。


これから夏の終わりまで楽しませてくれるでしょう。

昨年の春に、余湖浩一 渡邉昌樹『図説 栃木の城郭』(国書刊行会、2024/04/26)が刊行されました。

表紙です。


そして裏表紙。
栃木県内の168城が紹介される中で「金枝城」の縄張図が取り上げられていました。


(「国書刊行会」のHPより)

www.kokusho.co.jp


(「栃木県の中世城郭」HPより)

saichu.sakura.ne.jp


普濟寺の起源は、天文元年(1532)4月8日に金枝城東側に薬師堂を建立したのに端を発します。

(過去記事です)

www.mizu-kuki.work

 

『栃木県市町村誌』(栃木県町村会、1955)という本の中に、「金枝村」の名所旧跡として「金枝城址」が挙げられていました。


同じく「金枝村」について。




もともとは那須一族の影響下にあったのですね。

金枝出身の著名人として「金枝柳村」という方が紹介されていました。


さらに調べてみたいと思います。

金枝ではありませんが、同じ旧上江川村に上河戸・下河戸があり、昔は「花菖蒲ヶ里」と呼ばれていたことを知りました。


今でも菖蒲がキレイな場所がありますが、それは昔から変わらなかったのですね。ちなみに金枝のすぐ近くにも菖蒲沢という場所があって、温泉付き住宅地「フィオーレ喜連川」となっています。

『図説 栃木の城郭』から、改めて地元の歴史を学ぶことができました。ありがとうございました。



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最後までお読みくださりありがとうございました。