坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

古写真の御供養


朝から雨の一日。
枝先のつぼみにも、たくさんの雫が寄り添っていました。

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最近は乾燥していたので、良いお湿りになったのかもしれません。

お‐しめり【▽御湿り】
時期・降雨量の適当な雨。乾燥した地面を湿らす程度に降る雨。
『デジタル大辞泉』「御湿り」の項


池の鯉も元気に泳いでいます。錦鯉も慣れてきたようですね。

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水の中は温かいのでしょうか。地上の冷え込みも、どこ吹く風のようです。

雨の中、今日もお参りをありがとうございました。

午前中には、古い写真の御供養を行いました。
「長年飾っていた思い出の写真を、そのまま捨てるもの忍びない」とのことで、お持ちくださったそうです。

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写真の方のお名前やご関係を伺ってから、ご本堂でお経をお唱えいたしました。
フレームの中のお姿は色あせていましたが、遠い昔の思い出が鮮やかによみがえっていらっしゃるようでした。


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最後までお読みくださりありがとうございました。