坊さんブログ、水茎の跡。

小さな寺院の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。普濟寺(普済寺/栃木県さくら市)住職。

こどもの日に亡き母を想う ~ 「五十周年記念誌」 ~

本堂前の白い牡丹。

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ひっそりと静まりかえった早朝の庭に、大輪の花をいくつも咲かせています。
今が見頃ですね。
亡き母が「お寺を牡丹の花でいっぱいにしたい」と話していたのを思い出します。

GW中に、一つの冊子が届きました。
令和2年度 栃木北部教区寺庭婦人会「寺庭婦人会設立 五十周年記念誌」です。

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実際の表紙は、もっとキレイな桜色です。
この度は記念誌の完成、誠におめでとうございます!
編集委員の皆さまに感謝申し上げます。

【寺庭】じ‐てい 
寺の庭。寺院の庭園。
『日本国語大辞典』「寺庭」の項

「寺庭」という言葉は、本来は「お寺の庭」を意味しますが、日本仏教では「お寺の奥様」を指して「寺庭婦人」と呼称するようになりました。

 
昨年亡くなった母は、ちょうど寺庭50年間の節目でした。
没後に表彰されました。

www.mizu-kuki.work

 

記念誌には、妻と亡き母の文章も掲載してくださいました。

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 こちらは過去記事です。www.mizu-kuki.work

 
草花に囲まれた亡き両親の写真をしみじみと眺めました。私が構えるカメラに笑顔を向けていたのは、いつだったのでしょう。
私にとっても記念となる大切な冊子です。ありがとうございました!

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。