今年は春が早いようです。
例年よりもロウバイが咲き揃っています。
昨年の5月(旧暦のはなまつりの日)に、近くのお寺さんで行われた大般若転読会に出仕しました(動画付き)。
【大般若経】だいはんにゃ‐きょう
大乗経典。600巻。唐の玄奘(げんじょう)訳。「仁王(にんのう)経」「般若心経」以外の般若部諸経を集大成したもので、16部からなる。般若波羅蜜の義、諸法皆空の理を説いたもの。大般若波羅蜜多経。
『デジタル大辞泉』「大般若経」の項
今日は、やはり近くの別のお寺(東輪寺さん)で行われた大般若転読会に出仕してきました。
こちらは、江戸時代の終わり頃に浄財を募り、京都に行って買い求めた『大般若経』だそうです。昔から篤い信仰心があったのですね。
『大般若経』には延宝5年(1677)の刊記があります(黄檗版と思われます)。
お寺のお世話人さんや、地元の役員の皆さまとともに、大声でお唱えして、パラパラとお経を転読しました。
【転読】てん‐どく
1 経題や経典の初・中・終の数行だけを略読すること。大部の経典、特に「大般若経」600巻について行われる。転経。→真読
『デジタル大辞泉』「転読」の項
御導師様がお唱えになった有り難い瞬間です。
このように皆さんとともに転読できるのは、地域に根ざしている行事だからですね(私の隣には、ちゃっかり息子も座ってしまいました)。
節分を前にして、一足早く春の風に当たりました。合わせて、地域の安全と五穀豊穣、家内安全や除災開運などの諸願をご祈念いたしました。
今年一年、皆さまが平穏無事に過ごせますように……
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最後までお読みくださりありがとうございました。