歳末の日曜日。お墓参りの方々を見かけます。
私もお墓を歩いてみると、
ミツマタの蕾を見かけました。春はもうすぐですね。
ミツマタ
定義和紙の原料にするため,畑に栽植する落葉低木.被子植物門 双子葉類(綱) ジンチョウゲ科
中国原産.高さ約1~2m.樹皮は茶褐色で枝が3本ずつに分かれる.葉は互生し,長だ円形で長さ10~15cm.早春に葉に先立って径約2.5cmの球状にかたまった黄色花をつけるが花弁はない.靭(じん)皮繊維を紙幣や鳥の子紙など高級和紙の原料にする.
『旺文社 生物事典』 「ミツマタ」の項
年の瀬を迎えて、有り難いことに、半畳(二畳台)を御奉納いただきました。
縁には紋べりと繧繝(うんげん)べりがありますが、あでやかな繧繝べりを選んでいただきました。
うんげん‐べり【繧繝縁】
繧繝錦の縁(へり)。また、その縁を用いた畳やしとね。畳、しとねの最上の品で、もとはもっぱら天皇に、後に上皇、東宮、親王、摂関家の座具、神社の内陣などにも用いられた。うんげん。うげんべり。うんげいべり。うげんばし。
『日本国語大辞典』「繧繝縁」の項
もともとの用いられ方を見ると畏れ多いですね。
ちなみにこれまでの半畳はこちら。
本堂内の畳と同じような色あせ方です。
縁は、蘇芳色のような紋べりです(色あせて元の色は分かりませんが)。おそらく、70年以上前のものではないかと思われます。今後は、薬師堂など別の場所で使わせていただきます。
繧繝(うんげん)べりの半畳が加わり、本堂がいっきに華やぎました。ありがとうございました。皆さまにもご覧いただけますれば有り難く存じます。
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最後までお読みくださりありがとうございました。