石段脇の柚子の木。
たわわに実っています。
トゲに気をつけながら、少しずつ収穫したいと思います。
先日、近隣の多くのお坊様方が集まって、10年ぶりとなる法要が営まれました。
正式名称は、真言宗智山派栃木北部教区壇信徒連絡協議会「会員物故者追悼法要」。檀信徒連絡協議会は、昭和38年(1963)に発足した会です。
ぶっこ‐しゃ【物故者】
死んだ人。亡くなった人。死者。
『デジタル大辞泉』「物故者」の項
平成21年(2009)8月1日から令和元年(2019)8月31日までに亡くなられた、栃木北部教区の住職と総代の冥福が祈られました。
今回は、住職12名、総代139名の計151霊位でした。
普濟寺からは、平成28年(2016)8月19日に亡くなった父を含め、3名を追悼していただきました。私は黒衣(墨染めの衣)での参列です。
すみぞめ‐ごろも【墨染衣】
(1)黒く染めた衣。僧衣。法衣。墨染めの衣。
(2)ねずみ色に染めた衣。喪服。
『日本国語大辞典』「墨染衣」の項
法要の中で父の名前を読み上げてくださったとき、在りし日の面影がよみがえり、胸に迫るものがありました。
このような場を設けてくださったことに心から感激いたしました。
頂戴したお香は、さっそく自坊の本尊様にお供えしました。
「住職としてはじめて参加してきたよ。親父は5回くらいは出たのかな?」
久しぶりに父と会話できた一日となりました。
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最後までお読みくださりありがとうございました。