坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

喜連川仏教会の研修旅行。高尾山薬王院を参拝しました。

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台風19号が過ぎ去った15日、高尾山薬王院を参拝してきました。

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地元の「喜連川仏教会」という集まりの日帰り研修旅行です。総勢32名。
普濟寺は高尾山薬王院の法類寺院です。私を含め、総代さんなど7名が参加しました。

喜連川仏教会は、旧喜連川町にあるお寺さんの集まりで、宗派も、普濟寺が所属する真言宗智山派の他、臨済宗・曹洞宗・浄土宗・浄土真宗・時宗といろいろです。喜連川は城下町であったことから、多宗派による寺院街が形成されたと思われます。

高尾山薬王院

東京都八王子市、高尾山にある寺院。744年創建と伝わる。真言宗智山派大本山。正称「高尾山薬王院有喜寺(ゆうきじ)」。開創時の本尊は薬師如来。南北朝時代に俊源が現在の本尊である飯縄権現(いづなごんげん)を祀り中興、以後修験道の道場として栄える。3月に行われる「火渡り祭」が有名。

『デジタル大辞泉プラス』「高尾山薬王院」の項


高尾山薬王院は、宗派・宗旨に関わりなくお参りの方を受け入れています。

高尾山薬王院: 心のふるさと 祈りのお山

www.takaosan.or.jp


Head Temple Takao-san Yakuo-in Official Site(英語版)

www.takaosan.or.jp


以前から決まっていたとはいえ、今回は台風襲来直後です。地元も高尾山も被害がある中での参拝となりました。

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ケーブルカーは、前日14日から動き出したようです。

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最急勾配は31度18分。
ケーブルカーの線路では日本一の急勾配です。
紅葉には、まだ1ヶ月ほど早いですね。その分ゆっくりとお参りできます。


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坂の途中、崖崩れが起きていました。急ピッチで復旧作業が行われています。

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樹齢450年の巨大杉。
たこ杉(蛸杉)は無事でした。

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参道も崖崩れが起きていました。ご芳名看板も破壊されています。
それでも歩けるように道が片付けられていたのには驚きました。

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山門

復旧工事とともに、17日に開催される秋季大祭の準備も行われていました。


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本堂前


11時からのお護摩に随喜させていただきました。
「南無飯縄大権現(なむいづなだいごんげん)」とお唱えしつつ、喜連川仏教会のさらなる興隆と、台風災害からの復興、各寺院の山内安全や皆さまの家内安全・身体健全などの諸願が祈られました。
有り難い読経の声と炎に「随喜の涙」を流す思いでした。

随喜(ずいき)の涙(なみだ)

 喜びのあまりにこぼす涙。心からありがたく思って流す涙。ありがた涙。「随喜」は仏教で、他人のなす善を見て、これにしたがい、喜びの心を生じること。転じて、大喜びする。
『故事俗信ことわざ大辞典』「随喜の涙」の項


お護摩の後には御法話。
非日常の空間に身を置いて有り難みを感じることの大切さなど、熱のこもったお話を頂戴しました。法螺貝の素晴らしい音色にも感動しました。

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精進料理

本坊に移動していよいよ精進料理。
精進料理と聞くと物足りないイメージもありますが、 すごい品数で味も抜群でした。皆さん大満足でした。

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本社

 食後は境内の散策。
本社や奥の院をお参りさせていただきました。

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十一丁目茶屋からの眺め

帰り道の十一丁目茶屋からの展望です。遠く都心まで見渡せます。
曇り空でしたが、心配された雨にも降られず、滞りなくお参りすることができました。

一歩一歩、歩を進めながら、自分自身と向き合い、たくさんの感謝に気づかせてくれた研修旅行でした。

多くの被害を受けながらも受け入れてくださった、高尾山薬王院の皆さまに心より感謝申し上げます。

     ※      ※

最後までお読みくださりありがとうございました。



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