坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

杉の木を伐採しました。

本堂前のコルチカム。

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コルチカム

秋のお庭を彩るお花です。

空に向かって可憐に咲いています。

そんな中、台風19号が関東地方に近づいてきました。
大型で非常に強い台風です。

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台風進路図

青丸が自坊のあたりです。
朝の予想では、ちょうど真っ直ぐこちらに向かってくる進路予想です(午後になって、もう少し東寄りの進路予想になりました)。
被害が出ないことを祈るばかりです。

庫裡の裏手に、枯れた大きな杉の木が2本ありました。
こちらに倒れてきたら恐いと思っていたのですが、この度、森林組合にお願いして切り倒していただきました。

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切り株

 

【森林組合】

森林経営の合理化と森林生産力の増進、森林所有者の経済的・社会的地位の向上をはかるために組織される森林所有者の協同組合。昭和53年(1978)制定の森林組合法に基づいて運営される。

『デジタル大辞泉』「森林組合」の項 

 

昔は木も売れたようですが、今は費用がかかります。
2本で15万円ほどかかりましたが、まずは台風を前に安心しました。
スッキリして、裏山への眺めも良くなりました。


実は近くにはもう一つ、大きな樫の木でしょうか...大きくそびえ立っています。

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大木

木の根元には清水が湧いています。
100年くらい前までは、ここで自家製のお豆腐を作っていたそうです。

こちらの木は、どうやらストーブの薪として使ってもらえるかもしれません。
森林組合の中にストーブ部会というものがあって、無料で引き取ってくれるかもしれないとのことでした。何とかお願いしたいところです。

最近は世代も変わって、なかなか山の間伐まで手が回らないと聞きます。
できるだけ守っていければと思っています。


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最後までお読みくださりありがとうございました。