秋晴れのよいお天気です。
柿の実も色づいてきました。
お盆の棚経の続きとして、お彼岸にお檀家まわりをして頂いたお布施を、御本尊様にお供えさせていただきました。
日頃より普濟寺の護持運営にご協力くださり心より御礼申し上げます。
薬師堂の修理など、寺院の修繕費に使わせていただきます。
御檀家まわりをしていると、よく熨斗袋(のし袋)表書きの書き方についての質問を受けることがあります。
袋の表書きは何と書いたらよいのか、熨斗袋(のし袋)は慶事・弔事のどちらか、などです。
のし‐ぶくろ
【熨斗袋】
熨斗・水引のついている、または印刷してある紙袋。祝儀などで人に金銭を贈るとき、これに入れる。
『日本国語大辞典』「のしぶくろ」の項
頂戴した熨斗袋(のし袋)を見てみると、お盆には紅白の慶事の袋が見られました。表書きは「盆礼」「お盆礼」「寸志」「志」などです。
この辺では、御不幸のなかったお宅に伺うと、
「お静かなお盆さんですね。おめでとうございます」
と言われることがあります。ほとんどが年配の方ですが、ご先祖様がお帰りになったことを喜ばれているのでしょう。ただ、年々、言われることが少なくなってきたように感じます。
多くは黒白の弔事の袋です。表書きは「お布施」「御仏前」「御霊前」「上」などでした。
お彼岸にも、お盆と同じ意味合いから慶事の袋を頂戴しました。表書きは「読経料」でした。
多くはやはり弔事の袋で、表書きは「御仏前」「読経御礼」「お布施」「お寺様へ」「志」などです。
お盆・お彼岸の熨斗袋(のし袋)は家ごとに違っていて、どうやら決まった形式はないようです。
これからも、皆さまのご先祖様への感謝の気持ちを胸に、御供養をさせていただきます。ありがとうございます。
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最後までお読みくださりありがとうございました。