坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

七日盆を前にして、流れ落ちる水音

今日も境内の池には睡蓮が咲いています。

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境内の池

この池の向こうには、もう一つの池があります。
全体が瓢箪(ひょうたん)のような形になっていて、真ん中のくびれたところには、弁才天(弁財天)が祀られています。

私が子どものころは、冬は全面凍りました。
小学生が度胸試しで飛んだり跳ねたり……今は温暖化の影響でしょうか、うっすら氷が張る程度となりました。

この池は、裏山からの湧き水です。

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湧き水

山からちょろちょろとしみ出ています。
夏でもヒンヤリ冷たい水です。

明日の七日盆を前にして、池に続く側溝の掃除(どぶさらえ)をしてみました。

 

なぬか‐ぼん【七日盆】


七月七日をいう。盆行事の初めの日。地方によって、墓掃除・井戸替え・物洗いなどをする。盆はじめ。なぬかび。《季・秋》

『日本国語大辞典』「七日盆」の項

 

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前よりも流れが良くなったようです。

庫裡の裏へと続く水の道。
流れ落ちる水音も涼しげです。

少しでも気持ちよく、お盆を迎えたいと思っています。

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最後までお読みくださりありがとうございました。